MRT東門駅そばの東門市場は、うちから歩いて行ける範囲にあり、休日に買い出しに行くことも多い市場だ。
市場の本体はMRT東門駅2番出口を出て、目の前の金山南路一段を進行方向(西)に渡った信義路二段に面した一角にあるのだが、その市場本館周辺も「東門市場(外市場)」と呼ばれている。
市場の範囲はさらに広がっていて、駅方面に戻った金山南路東側の臨沂街の路地に立つ朝市も地元民的には「東門市場」と言っている。
前置きが長くなったが、某日にひさしぶりに朝食を食べに行ったのは、東門駅上のエリアの朝市エリアである。
この辺りには小さな食堂がいくつかあって、この日訪れたのは、「東門赤肉羹」。
この店は過去の記事でも紹介したように思うが、なにしろこのAmebaのOwndの検索機能が死んでるので探し出せなかった。ううむ。(AmebaのOwndに搭載の検索ツールは基本検索不可、検索できても漢字一文字とか、ひどい。サポートに問い合わせしても仕様なので改善は無理とのこと。終わってた。涙)
なので改めて説明すると、こちらのお店の看板メニューの「肉羹(ろうがん、ろうげんが近いか?)」というのは、とろみをまとった豚肉で、「肉羹湯」はこのとろみをまとった豚肉が入ったスープだ。スープに麺を入れると「肉羹麺」、春雨を入れると「肉羹冬粉」、ご飯にかけると「肉羹飯」といったことになる。
いつもは「肉羹麺」と細く切ったメンマ的なタケノコの煮物「滷筍絲」でお腹一杯、というのが定番なのだが、この日は「魯肉飯」をメインにすることにした。
こちらのお店の「魯肉飯」は、赤身の豚ひき肉を甘辛い醤油だれで煮込んだ、日本の肉そぼろ飯に近いタイプ。上記の「滷筍絲」が添えられており、ひき肉とタケノコの食感が両方楽しめる。
↓ このへんと同系統
この日は、おなかがとても空いていたので、「魯肉飯」「肉羹湯」「滷筍絲」の3つを注文すると、お店の方に「魯肉飯にタケノコ入ってるけど、ほんとにこれ(タケノコ)頼んで大丈夫なの?」と確認された。大丈夫ですとそのまま注文を通して、すぐに運ばれてきたのがこちら。
あー、うん、魯肉飯にインしてらっしゃるタケノコさんが、記憶の中より多かったかな?
こんなたくさん入ってたら別皿のタケノコいらんかったか……。
とは思ったけど、タケノコ単体で食べても美味しいし、食物繊維だしね、大丈夫よ!
魯肉飯は、まさに肉そぼろ飯。
赤身の豚ひき肉で、脂身はわりかし控えめ。醬油ベースで甘めのたれで煮込んであり、同じく甘めの味付けのタケノコとよく合う。漢方は入ってないと思う。日本人はみんな好きな味じゃないかな。
タケノコはやっぱりちょっと多かった。魯肉飯頼むなら、タケノコじゃなくて茹でた青菜にしたほうがいいかな~~。
個人的にはサイコロ状に刻んだ脂多めの豚肉の魯肉飯が好みなんだけど、これはこれであり。美味しいよ!
↓ がぁこさんおすすめサイコロタイプ。
肉羹湯は看板メニューの安定の美味しさ。
とろみをまとった豚肉は大振りで食べ応えあり。スープに細かい鰹節とタケノコが入っていて、初めての人でも食べやすい味。
味が足りなければ、卓上のウスターソースに似た味の台湾の黒酢や唐辛子をかけて調整。
私は唐辛子オンが好き。
パクチーが苦手な人は注文時に伝えるといいと思う。私はパクチー大好きだから、もっと入れてほしいくらいだけど。笑
しみじみ美味しいご当地グルメだ。
お昼過ぎまでの営業なので、興味のある方は朝食か昼食を目指して行ってみてほしい。
東門赤肉羹
住所:台北市中正區臨沂街56號
時間:06:30~14:30、日曜日は休み
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