9月の某週末。
龍山寺近くに用事があり出かけたが、昼前には終了したため、前から気になっていた魯肉飯を食べに行き、食後のデザートに台湾のわらび餅風のおやつ涼粉をいただいたがぁこさん。
甘いものを食べたところで、ゆっくりお茶でも飲みたいところ。
すぐ近くに、今の会社に入社したての頃に同僚に教えてもらいながらも未訪問のお茶やさんがあったので「そういえば行ったことない」シリーズ(笑)として行ってみることにした。
お茶屋さんと言ったが、茶葉のお茶ではなく、草本茶(ハーブティー)のお店である。
台湾のハーブティーと言うと青草茶とかが有名で、伝統的なお店だと店頭に生や乾燥した薬草が積んであり、地元の年配の方々が薬草を買い求めに行くイメージ。
今から行こうとしている「老済安」も、もともとは龍山寺わきの青草巷で店を構えていた伝統的なお店だったのが、近年、倉庫だった場所をリノベーションしてお洒落な雰囲気のハーブティーショップに生まれ変わったのだそう。
教えてもらってから興味はあったけど、なかなかこのあたりに来る機会もなく、先延ばしになってたのよね。
ここで会ったが百年目(違う)、ハーブティーで休憩しよう!
お店に入ると、テイクアウトのお客さんがいらしたが、店内利用のお客さんは他に誰もおらず、カウンター貸し切り状態でちょっとドキドキ。
カウンターに座り、メニューを開きながら店内を見回してみると、聞いていた通り、すごくお洒落なインテリアで、落ち着いた音楽も流れていて素敵な雰囲気。
最初は年配のご主人が簡単にメニューの説明をしてくれて、メニューを眺めながらどのお茶にするか考えていると、お若い方がカウンターに入られて、お茶ごとの詳しい説明をしてくださった。
どうやらこの方は3代目の若主人らしい。日本語もお分かりになるようで、説明がとても分かりやすかった。
症状を聞いてカスタマイズしてくれるというお茶も気になったけど、初めてなので定番のお茶にすることにして、今回はさっきまで結構食べすぎな感じだったので、痩せそうな去油存菁茶(脂肪燃焼茶)というのをセレクト。
お茶が決まると、中央に大ぶりの茶碗、左奥に小さな壺、右手に急須のセットがカウンターに並べられた。
急須に入れた薬草茶にお湯が注がれてから、3分待つ。
待ってる間,壺のよもぎ匂い嗅ぐのだが、これがすごくいい香り。
ゆるやかに気持ちがリラックスする。
3分たったら、お椀に入れてくれたベースのお茶に薬草茶を 回し入れる。
(写真は急須の持ち方と薬草茶の注ぎ方のレクチャー中)
すると不思議なことに、香りと色が変わる。面白い。
そのまま少し飲んで味わったところで、若主人に5ミリ角くらいの甘草を渡された。
促されるまま、小さな葉を口に含むと思った以上に甘さを感じる。
甘草を口に含んだままお茶飲むと、また違う味わいになり驚いた。
甘草の葉は10分くらい甘いらしく、薬草茶を飲み終わるまでずっと甘い味がしていた。
なんだか茶道を体験しているみたいで、ハーブティーの概念が覆されそうな贅沢タイムだった。
大変気に入ったので、先ほど注文の際に最後まで悩んだハーブティー「神清氣爽茶(すっきりはっきり茶)」「元気百倍茶」のティーバッグを各1パック購入。
若主人によると、すっきりはっきり茶は今すぐ目が冴えるとかいう意味ではなく、夜飲むと翌朝スッキリしているということなのだそうだ。これはホットで飲んでくださいとのこと。
もうひとつの元気百倍茶はアイスでもいけるそう。
味は、すっきりはっきり茶の方が好きかな。
この日から、夜お茶が飲みたいときはこちらのハーブティーをいただいている。
もうすぐなくなるから、また買いに行かなくちゃ!
PS
こちらの写真は帰りに通りかかった龍山寺隣の伝統的な青草茶のお店。
テイクアウトのカップのハーブティー買うのならこういうお店の方が安くて、昔の雰囲気も味わえていいかも。
乾燥させたお茶を買うのは慣れてる人には大丈夫だと思うけど、私みたいな素人は何をどうやって買えばいいかわからないし、老濟安みたいなお店だと買いやすくていいなと思う。
老濟安 Healing Herbar
住所:台北市萬華區西昌街84號
時間:09:00~19:00、日曜・月曜定休
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