9月の某週末。
龍山寺近くに用事があり出かけたが、昼前には終了したため、前から気になっていた魯肉飯を食べに行き、食後のデザートに台湾のわらび餅風のおやつ涼粉をいただいたあと、食後に一服すべくハーブティーのお店にむかったがぁこさん。
実はその道中で、お客さんが外まで溢れている、すごい繁盛しているお店の前を通りかかり、なんだかとっても気になってしまった。
既に満腹だったので、チラ見しただけだったけど、満席でお店の人もすごく忙しそう。
これはきっとすごい美味しい店にちがいない。
帰宅後にGoogle先生におうかがいしたところ、「東石順蚵仔煎」という、嘉義名産の牡蠣が売りのお店だということが分かった。
評価数も1000件超えてて、平均点も4点超えてるし、なかなかよさそう。
と、いうわけで!
翌週の週末に、この店のためだけにまたわざわざ萬華艋舺にでかけた次第である。
その日は朝からグダグダしていて、結局お店に到着すると13時半ごろになっていた。
もちろんというか、予想通り、やっぱり昼時だから満席。
自分で席を探すのか、案内を待つのか、どこかで並ぶのか、見た感じでは全く分からず少しオロオロしていると、料理を運んでいたおじさんと目が合った。
このおじさんに席はあるかと聞くと、店の一番奥に合席で案内されて、ついでに口頭で注文を聞かれた。
とにかく座ってキョロキョロまわりを見渡せば、他の人は注文票とか書いてたのだけど、私はおじさんに口頭で注文でよかったのかしらと、ちょっと不安になる。
座った席は前の人が退席してからテーブルをちゃんと拭いてない感じがしたので、自分でティッシュでふきふき。
昔ながらの食堂なので、店内はそんなにキレイでもないし、おじさん、おばさんの接客態度も丁寧とは言えないけど、まあこんなもんだろう。
しかし絶え間なくお客が来て、誰かが席を立ってもすぐに席が埋まって満席なのは、すごい人気の証なのだと思う。
注文してから20分ほど待って、最初にやって来たのは蚵仔煎(おあじぇん)65元。
つうかじじいおじさん、皿を半ば投げてよこしたよ……! なんてことすんだ……!
スライディングして中身がこぼれるかと思ったわ。恐
長年の経験の絶妙な技なのかもしれないけれども……。
気を取り直して……早速味わってみよう。
日本のガイドブックとかだと「カキのオムレツ」と書かれることが多い蚵仔煎。こちらのお店のは、片栗粉っぽい生地と玉子焼きの部分の焼目が香ばしくとても好みだった。
甘辛いピンクだれも、どちらかというと味噌っぽい味で、くどい甘さではないから大丈夫。
私個人としては、もしかすると醤油だけの方が好きかも知れないけど、台北で食べる蚵仔煎の中では上位の味だと思う。ただしカキは少ない気がする。
そして続いて、揚げた麺を和風だしで煮込んだ鍋焼意麺(ぐおーしゃおいーめん)85元が登場。
これも、本当に美味しかった!!
ちょっとタマゴが破けちゃって出汁が濁ってるけど、台南で食べるのと同じかもっと美味しいくらい。(とかいって私的永遠の1位は台南の赤崁樓の隣のだから2番目か3番目も知れないが)
お汁には鰹節や干しエビ、椎茸が入ってて和の味。その他の具は、青菜、卵、アサリ、エビ、牡蠣。鍋焼意麺は牡蠣も結構ゴロゴロ入ってて、この店では蚵仔煎よりお得な気がする。
油で揚げた麺の香ばしさと和風のだしがとてもいいハーモニーで、最後は汁まで全部飲みきった。非常に美味しかった♪
お店を出た14時半ごろには少し客席に余裕が出てきていたので、食事時を外していくのが正解かも知れない。
お店の清潔度とかサービスはアレだけど、とにかく料理は美味しかった。
また鍋焼意麺を食べにきたいなあ~。
東石順蚵仔煎
住所:台北市中正區西昌街104號
時間:11:00~20:30、日曜定休
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