新荘地蔵庵から元来た通りを戻り、新荘路に戻ってきた。
歩きながら街並みを眺めていると、時々本当に古そうな民家が残っている。
こういうのを見ると、きっと昔はあたり一帯平屋建ての瓦屋根の家が続いていたんだろうなあとか、想像が膨らむ。素敵。
5分経たない位で、右手に規模は小さいけれど何やら立派なお寺が。
新莊廣福宮というお寺で、正面に「三山國王」の文字が書かれた提燈が下げられているとおり、三山國王という神様たちを祀っている廟。
三山國王というのは、大陸の広東省掲陽市の三つの山の神様を祀る信仰。三山國王廟というのは、かつて大陸から移民してきた人たちが故郷の神様を持ち込んで祀ったお寺だ。
このお寺は清代の1780年創建で、現在のお寺は1888年にさいけんされたものだそう。国家古跡に認定されてる古刹だ。
振り返ると、道を挟んだ向かいにもミニな廟があった。
こちらは新莊福德祠というお寺で、土地公と土地婆を主に祀っている。日本でいうと土地神様、氏神さま、といったところか。
ミニなお寺だが、創建は1781年というからかなりの歴史があるお寺だった。
この後の老街散策がどれだけ時間かかるか分からなかったので、この時は両方とも外からのみの参観となった。
そのまま新荘路を進むと、1分くらいで左手に大きな廟の背中というか、塀が見えてきた。入り口は老街側でなく裏になるようだったので行ってみると、新荘文昌祠というお寺だった。
文昌というのは、学問の神様文昌君のこと。台北だとMRT雙連駅の文昌祠が有名だろう。
こちらも同じで、受験シーズンはきっと受験生がたくさんお参りにきそうだ。
この時は旧正月前で、飾りつけの真っ最中だったけれど、中は人も少なく静かだった。
お参りを済ませて、元の新荘路に戻り、大通りの大観街を渡ると、左手に慈祐宮というお寺もあった。
のだけど、もうじき13時になろうとしていて非常に空腹だった私は、予習してきた昼ご飯スポットに突撃したので、このお寺に関しては写真も撮っていなかった。どんだけお腹が空いていたのか。
お昼のお店は慈祐宮前の通りの市場の目の前にある食堂。道路の上にかかる慈祐宮の提燈だけがお寺の前を通った証になるのかな。汗
ともあれ、お昼!
美味しいお店だといいなあ♪
新莊老街散歩⑤につづく~
新莊廣福宮
住所:新北市新莊區新莊路150號
新莊福德祠
住所:新北市新莊區新莊路207號
新荘文昌祠
住所:新北市新莊區碧江街20號
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