出発前に決めていた、お昼の食堂は古早味鹹湯圓。
先ほどチラ見しただけの慈祐宮を背に、目の前から始まる路地の左手にある食堂で、目立たない地味なお店だったため、私は最初見逃して路地の奥まで行ってしまった。
お寺の方向に戻って落ち着いてよく見ると、お店の前の黄色い屋台に古早味鹹湯圓と書いてあった。ここだな。(つうか、バイクも道に駐車しすぎで中が見えんわ。汗)
お目当ては、もちろん看板メニューの鹹圓仔湯(鹹湯圓)。
「湯圓」というのは、ほぼほぼ日本の白玉みたいなお餅。で、「鹹湯圓」というのは「鹹(しょっぱい)」白玉という意味。
そんでもって「鹹圓仔湯」の「湯」はスープだから、しょっぱい白玉スープ、要はお雑煮? 笑
というわけで、注文票の「鹹圓仔湯」にチェック。
もう一つのお目当ては、知る人ぞ知る人気メニューだという「虎皮蝦捲」。まあ名前は特別だけど、要は台湾でよくあるエビのすり身包んだ揚げ物だ。
あとは青菜でも頼もうか。
注文してしばらくしてやってきた料理がこちら。
思ったより白玉スープのお碗が大きい。そして小皿のつもりで頼んだ青菜もすごい量だった。青菜、いらんかったかな。汗
気を取り直して。まずは白玉スープ。
レンゲですくうと、白玉がすごいふるふる&もちもち!
中にもみっちり豚肉の餡。1粒でも、けっこう食べごたえあり。
スープか豚肉からか、ほのかに漢方系の香りも感じる。でも、気になるほどではない。
スープの中の青菜も大量で、やはりサイドメニューの青菜はいらなかった感じ。
スープの青菜は、「茼蒿」という火鍋の時に良く入ってる野菜。日本の春菊の親戚で、日本の春菊より葉っぱが大きくて柔らかく、苦みや独特の香りがそれほど強くない。
私は子供のころ春菊が大嫌いで大人になってからも進んでは食べなくなっていたのだが、台湾で茼蒿を食べて、「これは大丈夫だわ(むしろ美味しいじゃん)」と思ったくらい、食べやすい。
スープには揚げた葱と細いセロリに似たキンサイの小口切りも散らしてあって、あっさりスープに中華風のアクセントを添えていた。
全体的には、ほんとうにお雑煮食べてる気分。美味しいわ♪
もう一品の「虎皮蝦捲」。
思った通り、湯葉でエビのすり身を巻いて揚げた春巻きみたいなのだった。
これがもう、熱々ですっごい美味しくって!
外側の薄い湯葉はパリッとしてるけど、中のすり身は弾力があって、甘辛い唐辛子みそみたいなのにつけて食べたら、もう最高!
昼だけど、辛抱たまらずビール追加。
ビールも超あう!! 熱々、サクサク、もう最高!!
昼食で食べたものの中でこれが一番好きだった。
いやあ、美味しかったなあ。今日のお昼は、当たりだったね!
新莊老街散歩⑥につづく~
古早味鹹湯圓
住所:新北市新莊區新莊路317號
時間:11:00-22:30
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