青年たちとの夕食を終えて、改めてバイクに乗って午後来た道を戻り、北海坑道へ。
ここは馬祖の超有名観光スポット。
もとは、軍事統制下に建設された「地下埠頭」で、軍の船舶が停泊していたところで、岩壁をくりぬいて作った人工の水路は路の高さは18メートル、幅10メートル、長さ640メートルもあるらしい。
現在は歩道も整備され、干潮時には探索を楽しむことができるのだが、今回の私の目的は「青の涙」鑑賞ツアーだ。条件が整えば、洞窟内でボートに乗って青の涙が見られるらしいのだ。
19時半ごろ北海坑道の南竿ビジターセンターに到着し、駐輪場にバイクを停車。
坑道に行くと、ちょうど20時に次のツアーがあるという。
チケットの写真はすごい真っ青な海。
どうだろう、今日はちょっとでも見られるのか。
昨日も天気が悪くて全く見られなかったので、期待はあんまりできないかもしれない。
でも、水上から夜の坑道を見学するだけでも結構面白そう。
20時の乗船時間。結構すごい数の観光客で、何艘かのボートに別れて出発したのだが……。
結果は、全く青の涙を見ることはかなわなかった。カメラも性能が追いつかず坑道の風景も全然撮影できなかった。まあ仕方ないな。運だしな。
というわけで、21時ごろにはホステルに戻ってシャワーも浴びて寝る準備を整え、それから最後の確認のつもりで屋上に向かうと、夕食をご一緒した青年たちも屋上に来ていた。
皆で青の涙は見えないかと懸命に目を凝らすも、やはりホステルの崖からも見えず。
そのうち青年たちが、「この後、昼間知り合ったもう一人のお姉さんと一緒にバイクで島を回って青の涙を探しに行くんだけど、一緒に来る?」と仰ったので、せっかくの機会なのでご一緒させていただくことにした。
何時だったかな。22時前には出発したように記憶している。
出発前に紹介されたお姉さんは高雄から来た会社員で、彼女もひとり旅だという。あった時から、「心の同類」だなと感じる人だった。
さて、青の涙ポイントを巡り。どこがポイントかは、でかい本気カメラを持つ青年たちとお姉さんがご存知とのことで、私は彼らについていく格好。
まずは、私がさっきまでいた北海坑道のすぐ目の前の、大漢拠点という軍事拠点へ。いい感じの波が当たる岩があるけど、青の涙は確認できず。
その後私自身はどこをどう走ってるかさっぱり分からずついて行き、最後は確か、南竿埠頭に到着した。ここでは、石とか投げたり、埠頭の足元に波が当たった時にうっすら、ぼんやり「青いチカチカが見えたかな?」という程度には青い光を確認でき、全く見えないよりはよかった。
結果としては、夜中に駆けずり回って可能性のあるところを見て回ったけど、この日はほとんど青の涙を確認できず。でもホステルで知り合ったお三方と夜中にバイク走らせて島をめぐり、おしゃべりしたりできたことが、本当にすっごい楽しかった!!
こういうのが、旅の醍醐味だよね♪
ホステルに戻ると、夜中の2時。
みんなで記念撮影して、私はもう寝たけど、青年たちはそのまま引き続き、青の涙を求めて外に飛び出していったという。若いってすごいな。(驚)
2017年6月-院卒前ひとり離島馬祖漂流3泊4日DAY4-1へつづく~
ホステルから北海坑道まで ↓
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