2017年6月-院卒前ひとり離島馬祖漂流3泊4日DAY3-6南竿島の宿、No.55 Hostel - 55據點は特別なバックパッカー宿!

馬祖旅行3日目のこの日、南竿島の宿泊先は「No.55 Hostel - 55據點」というホステル。

このホステルについては、今回の旅を計画する前にネットでこの宿の開店のニュースを見てから、ずっと、もし馬祖に行くなら絶対泊まってみたいと熱望していた。この旅最大の楽しみのひとつだったと言ってもいいくらいだ。


何が素晴らしいといったら、まずは建物。

「55據點」という名前から想像できる通り、ここは元軍事拠点のひとつだった場所。

建物は小さな岬の突端の形に添うように細長い二等辺三角形をしている。崖の上に建っていて、迷彩模様の外壁も昔のまま。だけど、内装は居心地よくリノベーションされている。

正面の入り口を入ると、受付兼カフェになっていて、ここ宿泊手続きをした。

カフェは宿泊者じゃなくても利用できるようだ。

私は女性専用のドミトリーを予約していて、案内されたベッドは下段だった。ラッキー♪

面白かったのが、宿が貸してくれた洗面セット。金属の洗面器とコップ、カーキ色のタオルという組み合わせで、これは軍隊で使っているものをイメージしているんだそう。

実際、以前この場所でで兵役に就いていた人が泊まりに来て、「まさにこうだった!」と懐かしい感慨にふけることもあるらしい。

ベッドはすでに寝心地よさそうにセットしてあった。

下の段には明かり除けのカーテンはないけど、今日のルームメイトが夜中に灯りつけたり騒いだりしない常識的な人であれば、きっと問題ないはず。

時間は18時ちょっとすぎ。

荷物をロッカーに入れて、屋上に上がってみた。屋上は、この宿のふたつめの素敵ポイントなのだ。

階段を上がる途中に猫さま。そうそう、宿にかわいい猫さまと犬さまがいらっしゃるのも、三つめの素敵ポイントだ。

屋上は、素晴らしい展望台になっていた。さすが元軍の監視拠点。

私の安いデジカメで捉えたパノラマビューはこんな感じ。「210度の絶景」だ。

夏だから18時でもまだ明るい。右側が西で、ほんのり夕陽な感じね。

下を見ると、宿が崖の上に立ってるのが良く分かる。

運がいいと、この足元で「藍眼淚(青の涙)」が見られることもあるらしい。今日はどうかな。

ところで、屋上には大学生2人連れの先客がいらした。

上の屋上写真に後ろ姿で登場してらっしゃってるのが、そのお2人だ。

ひとりは台湾人、もうひとりはシンガポール人留学生で、同じ大学のお友達とのこと。彼らも今日はここに泊まるらしい。彼らは私よりも長く馬祖に滞在していて、私が行ってない一番遠い東引にも行ったという。すごいな。

そして、お2人とも大きなカメラを持ってらして、今晩も「藍眼淚」を見に行くらしい。

と、そんなお話を聞いたり、私のひとり旅について聞かれたりしているうちに、私たちはすっかり意気投合。ちょうど食事の時間だったこともあって、3人で夕食をご一緒することになった。

がぁこさん、両手に花だな! わはは!(←ちがう)



2017年6月-院卒前ひとり離島馬祖漂流3泊4日DAY3-7へつづく~



No.55 Hostel - 55據點 (バックパッカー宿)

住所:連江縣南竿鄉津沙村150號

バイク屋さんから宿まで

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi