劉山東牛肉麵は、台北駅ちかくの路地裏にひっそり佇む秘密基地的な牛肉麺店。
表通りから奥まった路地の奥にあるので、気が付きにくいかもしれない。
しかし、台北で40年も愛されている、実はけっこう有名な店のようだ。
ようだ、というのは、私も最近その存在をしったためである。笑
私が訪問した日は、雨が降っていて、とても寒かった。もう肉を食べるしかないような天気である。(なんだそれ)
細い路地の奥にある店にたどり着くと、口頭注文するようで、さて、どうしたものかと迷ったが、とりあえず「内用(ねいよん=店内飲食)」と伝えて席に着く。
お店に入ってくる人のほとんどが清燉牛肉麵(澄んだスープの牛肉麺)を注文しているようだったので、真似をして注文した。
出てきた牛肉麺は、透き通った黄金色に煌めくスープの海に牛肉の切り身がちりばめられた、それはそれは美しい一碗であった。
もう、見ただけですでにおいしそうだ。
スープをすすると、ほんのりにんにくの香り。
と思ったら、スープに散らしてあるのは、ネギではなく、葉ニンニクらしい。
スープは見た目から想像した通りの、あっさり系、塩味少し強め。
牛肉麺でよくある漢方系の香りや味はまったくない。
このスープ、私すごい、すき!!
麺は、太麺で、食感も見た目もほぼ日本のうどん。しっかりした歯ごたえ。
少し塩味強めのスープと、非常に良く合っている。
周りの女性のお客さんで細麺で頼んでいる人がいたが、細麺だとどんな感じなんだろう。
また今度の課題としよう。
肉は、ベトナムのフォーの上に載っている肉のように、あっさりとした味わい。
特に濃い味付けなどはしていない、シンプルに煮てある感じだ。とても柔らかく、スープの邪魔もせず、スープと麺に寄り添っている。
好みで、机の上にある高菜や辛味調味料や酢を入れて食べてもいいだろう。
ちなみに、高菜は食べ放題。
この日頼んだメニュー以外にも、もう一つのスープ紅燒牛肉麵(醤油ベースとおもわれる)が非常に気になった。
しかし、店で食べている人のほとんどすべてが清燉牛肉麵を頼んでいたので、恐らくこちらがここの看板メニューなんだと思われ。初めてなら、まずはこのメニューから試して、ってことで正解だったのかな?
店の場所は本当、ちょっとわかりにくいが、牛肉麺好きなら、ぜひ一度行ってみてほしい店だ。台北駅のそばなので、観光でも行きやすく、おすすめ。
(ちょっと入りづらいかもしれないけど、身振り手振りでイケるはず)
開封街のダンテコーヒーを目印に行って、珈琲屋の脇の細い路地「開封街14巷」に入っていく。その奥が劉山東牛肉麵。ちょっとした探検気分も味わえるかも。笑
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