金獅大酒樓。西門町で、ワゴン式飲茶三昧!!

飲茶と言えば、香港。

そして香港の飲茶と言えば、熱々の点心をのせたレトロなワゴンを、店員さんが押しながら店内を回っている風景が浮かぶ。

そんな、本格的なワゴンが店内を回る飲茶を気軽に楽しめるお店が、台湾にもいくつかある。たぶん一番有名なのは、兄弟大飯店の梅花庁だろう。以前台湾人のお友達にごちそうしてもらったことがあるが、とても美味しい点心を頂けるお店だった。

ほかには、西門町にも老舗のお店があると聞いていて、ずっと行きたいと機会をうかがっていたのだが、あまり一人で行くようなところでもないので、そのままになっていた。

今回、久しぶりに大学1年から一緒に生活した一番仲の良いルームメイト2人と食事をすることになって、西門町のワゴン式飲茶を思い出した。彼女らもOKというので、飲茶会食とあいなった。

今回食事した金獅大酒樓の場所は、MRT西門町駅から歩いて10分ほどにある雑居ビルの10階。ビルに入って、奥にあるエレベーターで10階に上がると、ドアが開いた目の前がお店になっている。

入口の通路を客席のほうに歩いていくと、客席の入り口右手に水槽があり、錦鯉…のほかに、なぜか亀がいた。水槽脇に陣取る子供たちは鯉を見て楽しそうである。

反対側のガラス張りのショーウインドーのようになっているところには、ローストダックさんたちがずらり。つやつやして美味しそう。

11時半前で、まだ空席がたくさんあった。案内されて座るのかと思ったら、好きなところに座れと言われ、適当なところに腰を下ろした。

メニューを見ると、広東料理系の単品メニューがたくさん載っていたが、我々の今回の目的は飲茶なので、飲茶メニューのみ確認。

ミニマムチャージは1人お茶1つと点心1つの注文。サービス料が別途10%。

點心(点心)は、 小點75元、中點85元、大點130元と書いてあるが、どれがどれになるのかは書いておらず、よくわからない。

席に着くと、ホールスタッフのオバさまに、回数券のようになってる金券の購入を熱心に進められた。値段は忘れたが、1500元だか2000元だかで、期限はなく、今回余ったら次回以降にも使えて、その上今金券を購入すると蒸し魚1尾サービスするという。

しかし我々の目的はあくまでも飲茶で、魚など食べたら点心が食べられなくなるので丁重にお断りした。オバさまも、それ以上はしつこく勧めてこなかった。

つづいてお茶の種類を聞かれ、ジャスミン茶とプーアル茶とウーロン茶のなかから、ジャスミン茶を選択。

お茶を飲みながら談笑していると、お待ちかねのワゴンがやって来た。

まずは蒸し餃子系からいくつかチョイス。

基本の蒸し餃子は、基本らしくはずれのない味。美味しい。たしかこれが中になってた気がする。

もち米を纏ったもち米肉団子。こちらも、もっちりもち米とお肉のジューシーさがいい感じ。これは小だったか。

こちらは、ピンクにハムが透けてる蒸し餃子というか焼売? これに関してはいまいちだったかも。ハムはいらんかな。

また違うワゴンで、きしめんのような米粉の生地でエビを巻いて蒸した腸粉というのが出てきたので1皿。これは大だったと思う。

上にかかってるたれが良いお味! プルプルの記事にまとわりついて、弾力あるエビともぴったり! これが一番おいしかった。

このほかにもいくつか点心を取っていたのだけど、写真を忘れたものも多く。そういえば、コーンスープの写真も忘れた。中華風かきたまスープという感じで、とっても美味しかったのに! 残念。

一応野菜も注文した。香港飲茶とか広東料理ででてくるこういう茹でた野菜の上にかかってる醤油みたいなの、すごい美味しいよね。なんだっけ?

よそのテーブルを見ると、チャーハンとか焼きそばとかも美味しそうだった。もっと人数がいたら、頼めたんだけど。もうお腹いっぱい。

ふとまわりを見ると、満席になっていて、入り口には行列ができていた。こんなに広いお店なのに。すごい人気。早く来てよかったなあ。

ワゴン式飲茶が楽しめて面白かったし、なかなか美味しかったし、おすすめ!

日本からお友達が来たら、ぜひ一緒に来たいと思う。

というか、ぼっちでも大丈夫かも、いつか検証してみたいなあ。(笑)



金獅大酒樓

住  所:台北市萬華區西寧南路36號10樓

交  通:MRT西門駅

電  話:02-2312-2675

営業時間:10:00~21:30(年中無休)

※ネット上の情報によると、ラストオーダーは20:00だそう。



台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi