毎年旧正月の二週間前くらいから始まる「台北年貨大街」は、12月末のアメ横みたいな感じで盛り上がる台北市の歳末大売り出し。
メインの会場になる迪化街は、コロナ前だと、乾物店や漢方薬店などのいつものお店のほかに、年越しでよく食べる飴やおつまみを売る屋台や、買い物客相手の食べ物の屋台などが出て、大変な人ごみになった。
↓ こんな感じで、人が多すぎて、ちょっと歩いただけでギブしたくなるくらいの混雑だった。
2021年と2022年はコロナの影響で、試食がなかったり、通路にはみ出す派手な屋台がなかったり、自粛ムードの開催が続いていたのだが、今年、2023年はほぼほぼ以前通りになったと聞いて、先日仕事の後に迪化街散歩に出かけてみた。
MRT北門駅から歩いて行った、南京西路側の迪化街の入口では、今年の干支のウサギさんと「台北年貨大街」と書かれたランタンがお出迎え。
入口だけでも相当綺麗でテンションアップする。
入口をくぐった頭上のランタンも、赤と黄色だけでシンプルだけど超綺麗。
よーく見ると、ランタンとランタンの間に紅包や大根や鯛とか、おめでたいもののイラストが吊るしてあって、それも可愛い。
通り沿いのお店を見ると、聞いてた通り、ほぼコロナ前と同じように売り場や屋台が並んでいた。試食もOKで、客引きの声もにぎやか。
しかも平日の夜にもかかわらず、すんごい人出。
でも、コロナ前の休日の歩けないほどの混雑に比べたら、お店を見ながらブラブラできるくらいの人出で、賑わいと歩きやすさがちょうどいいバランスだったかもしれない。
コロナ前の賑わいが、少し戻ってきたのは何よりだと思う。
永楽市場の屋根にもウサギさんがいたけど、なんかぽつんとひとりでいるみたいで、ちょっとかわいそうかも。もうちょい、例えば子ウサギとかお月様とか周りにあったら、もっと雰囲気盛り上がったんじゃなかろうか。
そのすぐ下の永楽広場の上空は、色とりどりのランタンがずらりと並んでいて壮観だった。
ここは「映え」スポットみたいで、友達同士で記念撮影している人、自撮り棒で延々と自撮りしている人、本気のカメラを持ったプロや素人のカメラマンなど、撮影している人であふれていた。
わたくしも、もちろんランタンのお空の写真を撮りました。
この日は民生西路まで行かないで引き返してMRT北門駅から帰宅したけど、カラフルなランタンに彩られた旧正月前の夜散歩、すごく楽しかった。
クリスマスのイルミネーションとは違う、台湾ならではの年末気分が満喫できて素敵。
旧正月連休本番はホテルの宿泊代が高騰したり、特急や高速鉄道の切符が取りづらくなったり、旅行者には大変な時期になるけど、旧正月前はまだ普通の時期だから、観光しやすいと思うので、冬の旅ならこの時期すっごいおすすめです。
日本のお友達と来年は一緒に歩けたらいいなあ♪
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