少し前になるが、ある日ふらりと通化夜市にでかけたがぁこさん。
夕食は何にしようかな、何ならフライドチキンでもいいなあと思いながらわきの路地を歩いていて、「海鮮水餃」という看板にひかれて、「青島(阿欽)海鮮水餃」に入ってみた。
看板に書いてあるくらいだから、海鮮入りの水餃子がメインだろう。
おすすめはメニューの一番上に書かれているのがセオリーだと思われる。
メニューを見ると、その一番上は「干貝高麗菜水餃(貝柱とキャベツと豚肉)」100元。値段も一番高い。
うむ、初めてであるから、まずはこれから攻めてみようではないか。
付け合わせは「酸辣湯」40元とすることにしよう。
注文票をお店の人に渡して、酢醤油の準備。
調味料が置いてある場所にあったキャベツの辛い漬物が無料だったので少し食べてみたら、ほぼ豆板醤オンリーな味付けだった。これは食べなくてもよかったかな。
漬物をつまんでいたら酸辣湯がやってきたので、スープを飲むと、辛さに舌がやられてたみたいで、酸辣湯なのにみたらし団子のたれみたいな味しか感じられなかった。なんか甘い。
でも、ちびちび飲み続けてたらだんだん舌が戻ってきて普通の味になった。
酸辣湯の具は、豚血、豚肉、ニンジン、卵、キクラゲ、タケノコでとっても具だくさん。
とろみ強めのあんかけスープで、台湾のウスターソース系の黒酢というより醤油系の味。
あんまり私の好みの味ではなかったので、次来るなら違うスープがいいかな。
で、干貝高麗菜水餃!
見た感じは普通の水餃子。こちらのお店の看板メニューと思われるが、果たしてお味や如何に。一口食べてみる。
ぬおおおおおおお!!
私の中の海原雄山が、目を見開いて叫んだよ!!
ふるりとした皮は南機場夜市の水餃子と同系列、そしてその皮に包まれた餡はほろりと空気を含み、柔らかくほぐれていく。
しかしなによりも、一口噛んだ瞬間から口の中に広がる貝柱の香りと味わいが……なんと……なんと強く主張してくる貝柱の風味だろうか。
いやもう、簡単に言うと、貝柱スゲー!! ばりばり美味いです!!
たぶん、干し貝柱を戻して、もどし汁もだしに使ってるんじゃないかと思うんだけど、餡の隅々まで貝柱風味。
しかもですよ、餡の中にコロンと貝柱が目視できるのよ。
やばいわ、ホント美味しい。10粒100元納得。ていうか、安いんじゃない!?
適当に入ったけど、超当たりのお店だった。
これは他の海鮮水餃子も試してみなければ……。
そして次の週、またお店を訪れるがぁこさんの姿があったのだった。
青島(阿欽)海鮮水餃
住所:台北市大安區通化街39巷50弄19號
時間:08:00~20:00、月曜定休
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