台北アリーナ近くの豆乳店「泰小姐豆漿」は、日本のガイドブックにも掲載されてる有名店。私の「そういえば有名だけど行ったことない」店の一つでもあった。
11月に青年公園ちかくの「大三元豆漿店」のボリューム満点の蛋餅を食べて、豆乳店の朝ごはんの美味しさと楽しさを久方ぶりに味わい、豆乳店スイッチが入ったがぁこさん。(なんだそれ)
これも一つのタイミング、それからすぐに「そういえば行ったことない」お店の「泰小姐豆漿」へ出向いた次第である。
お店の場所はMRT小巨蛋駅から歩いて10分かからないくらい。店頭は揚げ物のいい匂いがする。到着したのは9時半過ぎ。結構長い行列ができていた。
お店は近年改装されたばかりで綺麗。イートインスペースは店頭にテーブルがいくつか置いてあるのと、カウンター左手の一見よその店かと思う暗めの部屋の二択。
ひとりなので、とりあえず並んで注文してから席取りをすることにした。
日本の雑誌の紹介では、豆乳のほかに、オレンジの香りがする「豆漿餅」というパンが紹介されていて、日本の人にはこれが必買アイテムらしいが、私が行ったときにはお店にはおいてなかった。というか、メニュー表にも表記は無い。(←うそです。見えてなかっただけで、上の三枚目の写真の右下に載ってました)
一応カウンターの店員さんに聞いてみると、「豆漿餅は柳丁(緑のオレンジみたいな柑橘類)の果汁を使って作るので、柳丁の季節にしか作らない。たぶん12月にはあるんじゃないか」というお答えだった。
でもGoogle先生の最新写真では数日前に買った人もおり、ただ売り切れてただけだったのではないかと思われる。まあ、私は運と縁がなかったのであろう。
話がそれたが、今回のメインの目的は豆乳パンではない。中華パイの焼餅である。
もう行列に並んでると、揚げ物のいい香りがするのよ。何を揚げているかというと、「獅子頭」と呼ばれてる肉団子。ちょっと甘い香りもして、食欲がそそられまくり!
ていうか、こちらの秦小姐豆漿店、日本の雑誌の紹介では豆乳パン推しだったけど、台湾人のブログやネット記事では獅子頭推しが多数なのよ!!
なので、わたくしとしては、獅子頭が食べたい!
で、獅子頭を何と合わせるかっていうのも議論の的で、クレープ的な「蛋餅」にくるむか、さくさくパイの「焼餅」に挟むか、もち米のおにぎり「飯糰」に入れるか。どれも美味しそうで悩むよね!
悩みまくった結果、今回は焼餅をセレクト。獅子頭蛋燒餅45元。あとは、豆乳店での朝食で私的に外せない鹹豆漿(大)35元で、合計80元。
カウンターで口頭注文して支払いを済ませ、番号が印刷されたレシートの紙をもって店頭のテーブルに座って待っていると、番号を呼びながら別の店員さんが最初に鹹豆漿を運んできた。
みたところ、酢でしっかり固まってるタイプで、こないだの大三元豆漿店」の豆乳が濃厚で湯葉がトロトロのとは全く異なる姿。しっかり味の和風のだしにおぼろ豆腐が浮かんでる感じで、中に大根の漬物、オキアミ(アキアミ?)、ネギ、刻んだ揚げパン「油條」が入ってるところも、MRT善導寺上の超有名店「阜杭豆漿」にかなり近い。食べてるうちにだしと豆腐に分離していくところもよく似ている。
続いてやってきた獅子頭蛋燒餅。
なにこれ、こんなのホント、よそで見たことない!
パイ状の焼餅にネギ入りの薄焼き卵が挟んであるところは普通の焼餅夾蛋と同じだけど、可愛らしい揚げ肉団子が3つ中に鎮座してるのがこのお店のオリジナル。
食べてみると、これがかなり!美味い!!
甘めの味付けの肉団子は外側がカリッと揚がっていて、中はふっくら&しっとり。サクサクのパイ的な焼餅にすっごくあう。びっくりした。こんな美味しいなんて!
結構食べごたえがあって、最後の方は鹹豆漿を大にしてたのがちょっと悔やまれた。多かった……鹹豆漿は小にしときゃよかったよ。
9時半過ぎに行列に並び始めてから注文したニ品が届くまで20分足らず。10時過ぎに食べ終わったころには行列は無くなっていて、数人並んでらっしゃるのみだったので、たぶん9時半ごろまでが朝食のピークタイムなのかな。
お店の右側の道路沿いの厨房では獅子頭が次々と揚げられていた。単品で持ち帰りもできる人気商品だ。美味しかったもんなあ。
初めてきたけど、獅子頭蛋燒餅も鹹豆漿も超美味しかったので、絶対また来たいと思う。
たぶん次も同じメニューを注文すると思う。本当に美味しかった。
ごちそうさまでした♪
秦小姐豆漿店
住所:台北市松山區延吉街7-6號
時間:5時30分~13時30分
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