阜杭豆漿。MRT善導寺駅の超有名朝食店にX年ぶりに並んでみた!

昨日書いた「秦小姐豆漿店」で鹹豆漿を食べて、MRT善導寺駅の超有名朝食店「阜杭豆漿」にとても似てるなあと感じたがぁこさん。

その後もずっと気になってたので、とある週末の朝に思い立ってX年ぶりに阜杭豆漿に朝食を食べに行ってきた。

朝10時ちょうどくらいにMRT善導寺駅上の華山市場に到着すると、なんと建物の西側の角に近いファッションセンターしまむらまで行列ができていた。(ていうか台湾にしまむらがあるんですよ、奥さん!)

今までこんなところまで行列できてるの見たことないわ……いつもこんなだっけ!?(驚)

前回来たのっていつだろう、たぶんまだ大学部にいた時か大学院時代?

ちょっと記憶にないけど、まずは行列の長さにおののいた。

並び始めて30分、やっとビル東端の1階入り口に到着。ここでQRコードのスキャンと手の消毒をして、人数制限があるので前の人が進んだら、係の人の指示に従ってビルに入るようになっていた。

んで、ビルに入っても階段でまだまだ行列。

下のイラストでいうと、今立ってるところは樓梯間(階段の踊り場)。

階段に並ぶとここからは割と早くて、5分ほどで2階に到着。でもまだ注文するカウンターまで並ぶ。並びながらフロアを見ると、ほぼ満席。もし連れがいたら先に席を取っててもらうとかできるけど、ひとりだと注文終ってから席探しになるので、混雑時はまず席探しが大変。

並んでいる間に左手に焼餅や油條を作ってるキッチンが見えるので、2階にいる間は行列もそんな苦じゃない。むしろ楽しい。

注文の順番が回ってきて、今回頼んだのは分厚い焼餅に卵焼きと揚げパンをはさんだ「厚蛋夾油條」65元と塩味豆腐スープの「鹹豆漿」40元。

いつもは揚げパン挟まない、焼餅プラス卵焼きの「厚餅夾蛋」を頼むんだけど、この日は超お腹空いてたので揚げパンも足したのだ。

注文の流れは、カウンターにたどり着くとお姉さまに「外帯? 内用?(テイクアウトかイートインか?」と聞かれるので、イートインだと「内用(ねいよん)」と答えてトレイをカウンターにスタンバイ。

「豆漿喝什麼(豆乳は何飲むの)」と同じお姉さまに聞かれるので、今回の私だと「鹹豆漿(しぇんどうじゃん)」と答えると、お姉様がその場で光の速さで豆乳を混ぜ混ぜしてトレイに載せてくれる。

そのままカウンターの上のトレイを右に滑らせて進むと次のお姉様に何食べるか聞かれるので「厚蛋夾油條(ほうだんじゃーようてぃあお)」と答えると、トレイに品物がのせられて、また右に進んだレジでお会計、という流れ。

外国人用に英語と日本語が書いてあるメニューもあるので中国語ができなくても大丈夫そうだった。

というわけで、注文した品物をトレイに載せて、満席のフロアをぐるぐる歩き回り、やっと席を見つけて着席したところで、行列に並び始めてから45分くらいたっていた。

なんかすごい疲れたわ。(汗)

では早速、まずは鹹豆漿の味見から!

結果を申し上げますと、「秦小姐豆漿店」とよく似ている。でも薬味が完全に違う。

今日の「阜杭豆漿」は香菜(パクチー)だけど、こないだの「秦小姐豆漿店」は刻みネギ。

具の揚げパンは、秦小姐の方がサクサク感が残っていた。阜杭のは豆乳に沈んでないところでも割としっとりめだった。焼餅に入ってたのも熱々ガリガリじゃなかったし、たぶん作ってから時間がたってたんだと思う。

あと、比べると、だしの味とか豆乳の濃さとかはとても近い。食べているうちにどんどんだしと豆腐に分離していくところもそっくり。

個人的には、薬味はパクチーの方が好きだけど、味的にはどちらも遜色ないので、行列の面倒くささとかを考えたら、総合すると秦小姐に軍配が上がると思った。

「厚蛋夾油條」は、作り置きの最後の一個だったのもあってか(私の次の人から新しくできるまで待たされていた)、焼餅も揚げパンも熱々じゃなかったので、そこはちょっと残念だった。味はいつも通り美味しいけど、サクサク感が足りないと美味しさも一歩足りなくなるのよねえ。

阜杭の焼餅は、こないだの秦小姐やよその店でもよく見るやや薄いパイ生地の「薄焼餅」と、フカフカの厚めの生地のパイというよりパンっぽい「厚焼餅」の二種類があって、阜杭ならではの厚焼餅が食べたいんじゃないんだったら、焼餅も秦小姐で食べても大満足になるんじゃないかなと思う。

私的には行列45分というのがなかなかしんどかったので、今後は日本のお友達の付き添いで来るか、どうしても厚焼餅が食べたくなった時をのぞき、こちらに並びに来ることはきっとあんまりないかもな~と改めて思ったのでした。

親を連れて台湾式の朝食体験するんだったら秦小姐連れていくかも。親は多分こんな長く並べない。

でもそうは言っても、久方ぶりに食べたけど、やっぱり阜杭の豆乳と焼餅が美味しいのは絶対的事実なわけで。

一度も阜杭で食べたことがない方は、ここで食べるのも、やっぱりいいと思う。学生の時の印象だと、平日の11時とかだとほとんど待たないで買えたと記憶してるので、旅行者の方は平日の昼前の訪問をおすすめしたいです。

ごちそうさまでした♪



阜杭豆漿

住所:台北市中正區忠孝東路一段108號2樓

時間:05:30~12:30、月曜定休

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi