どうしても用意しなくてはいけないものがあり、外出自粛期間ではあるが土日に東区に出かけてきた。
というのは、毎年恒例の証明写真撮影で、今年はコロナの影響でいつも行ってるお店がお休みだったため、MRT国父紀念館駅近くの写真館で撮影した。
その帰り、写真館と同じ通りに鰻屋さんを発見。あれ、ここにこんなお店前からあったっけ?
気になって帰宅してからGoogle先生にお伺いしてみると、日本人の方が開いた「三河中川屋光復南店」というお店だとか。
日本人社長の中川さんという方はウナギで有名な名古屋の中川出身で、シンガポールでミシュランビブグルマン推薦の鰻料理店のシェフをされていたそう。私が見かけたお店は今年の3月にオープンしたばかりの、台湾で3店目になるお店なんだとか。
名古屋系のお店らしく、鰻は関西風の蒸さないで焼き上げた地焼き。写真で見ると焼目が香ばしそう。美味しそうだ。
しかも、なんとコロナ警戒レベル3でイートイン禁止のため、お店で受け取るならテイクアウトが7折(30%オフ)!!
現地採用のサラリーマンにとっては、鰻は台湾でも普段はなかなか気軽に試すには価格帯的に敷居が高いのだけど、30%オフならこの機会に試してみようかな、と電話で予約。
翌日の証明写真の受取の帰りに鰻丼をテイクアウトした次第である。
本当は、名古屋系のお店だったら名物のひつまぶしをいただいてみたかったんだけど、テイクアウトだと出汁が温くなったりいろいろめんどくさそうだったので、鰻丼の特盛にしてみた。特盛は定価480元。30%オフで336元だった。お吸い物などは無しで、鰻丼に漬物だけ。
保温バッグに入れて持って帰って来たので、移動で30分ほどかかったけど、帰宅後もほんのり温かかった。
お吸い物はついてなかったので、日本のお友達が送ってくださった茅乃舎のフリーズドライの高級なお吸い物を合わせていただいた。(これもまた美味なのよね!)
テイクアウトで時間がたってるのでパリパリ感はあまりないけど、焼目がしっかりしていて香ばしい。
細く切ってあるのは、ひつまぶしの時にちょうどいい大きさなのよね。
食べてみると、蒸してから焼くふわとろの関東風とはまたちがう、程よい脂のしつこくない味わい。たれも醤油と甘みのバランスが非常に私好み。ご飯も気持ちかためで、鰻と一緒に食べるとちょうどいい。ウマす♪
ただ、思ってたより量が少なかったかしら。特盛はご飯も鰻も量が一番多いとお店の方に聞いていたので、どんな大盛かと思ったが、食べ終わっても満腹にはならず。むしろもっと食べたい感じ。鰻の量はまあこんなものかなと思うので、白米をもっと多く下に敷いてくれてたら、きっともっとお腹一杯になって嬉しかったかも。
たれの味は前回鰻を食べた中山駅近くの江戸川より、こちらのお店の方が好みだったから、ご飯ももっと食べたかったわ~。
そういえば、関西風の鰻っていうと、前回食べたのは何年か前に名古屋の友人夫婦が名古屋駅近くでご馳走してくださったとき以来かしら。
関西風の香ばしい鰻と関東のふわとろの鰻は見た目も食感も違うけど、それぞれの美味しさがあって私はどちらも大好き。関東のしか食べたことがない方の中には、関西風の鰻は「ふんわり感が足りない」とか「焼きすぎ」とか感じる方もいらっしゃるかも。こればっかりは好みなので、初めて食べる方は「違いがある」ということを頭の隅に置いて召し上がってみるといいかも知れません。
今回の鰻は、あの名古屋の鰻屋さんでいただいたひつまぶしの鰻を想い出す味。テイクアウトで少し冷めててもとっても美味しかった。焼きたてだったらきっともっとパリッとして香ばしかったはず。いつかまた機会があったら、今度はお店でひつまぶしをいただきたいなあ。
ごちそうさまでした♪
三河中川屋光復南店
住所:台北市大安區光復南路260巷30號
時間:11:30~19:30、火曜定休
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