どうしても用意しなくてはいけないものがあり、外出自粛期間ではあるが土日に東区に出かけてきた。
というのは、証明写真だ。
私は毎年、だいたい今頃の時期に証明写真を撮っている。それは年に一度の会社の契約更新と、そのあとの居留証の更新のためだ。
居留証に関しては、実は毎年は要求されなくて、以前移民署のカウンターで聞いたところ2年か3年に1回写真を更新する、みたいなことを言われたことがあるのだが、けっこうこれも窓口の人によって違うことがあって、今年はいらない年と思ってても突然要求されることがあるので、写真は毎年用意することにしている。
というのも、すごい前に突然言われてインスタントの撮影ブースでブサイクな写真ができて、何度も撮影し直して結局高くついた失敗があるので、それ以降は最初から写真館で撮ることにしているのだ。移民署で使わなくても会社では最低1枚使うし、無駄にはならないしね。
例年は、大学時代に同級生に教えてもらった台湾大学の近くの写真館で撮影してもらっていたのだが、5月末になっていざ撮影に行こうと思ったところ、今年はコロナ警戒レベル3の影響で、そのお店が臨時休業中でそこでの撮影は不可となってしまった。
しかし今月中に、とりあえず契約更新のために会社の管理部に写真を1枚提出する必要があるので、なるはやで撮影しなければならない。
仕方ないので、ネットで証明写真プランを扱っている、ヘアマイクなしで予算600-700元くらいで、確実に営業中の写真館を調べまくった。
それで見つけたのが、今回証明写真の撮影に行ってきた「stylelab 風格自造所」だ。
公式サイトの写真もなかなかよさそうだし、ヘアメイクなしだけど軽い写真修正込み&写真6枚付いて600元というお手頃なお値段が決め手となり、公式サイトから直接予約した。
お店はMRT国父紀念館駅2番出口から歩いてすぐの路地の中の建物の2階。
予約した土曜日の11時に伺うと、開店も11時で、カメラマンの方も来たばかりだった。外は37度とかの酷暑で、汗かきの私は化粧が溶けそうな勢いですごい汗。お店はまだ冷房が効いておらず、汗が引くまで15分ほど送風機の前で休憩させていただいた。
ここで驚いたのが、「この1時間はお客さん君だけだから、ゆっくり休憩して大丈夫だよ~」とカメラマンさんがおっしゃったことだ。なんと、現在はコロナ対策で1時間に1組しかお客さんを入れていないというのだ。うわ、完全にお店、赤字っすよね。なんかすみません……。
汗が引いたところで撮影場所に向かってまた驚いた。すごい設備が整っていたのだ。
私が座る椅子の後ろが白一色背景なのは普通。けど椅子に座ったちょうどおへそのあたりの高さにバスタオルくらいの、横長の長方形のレフ版?っていうのかな、反射板があって、私の正面にカメラとカメラマンさん、私からカメラマンさんを見て左側に長さ60㎝はある大きな姿見がこちらに向かって置いてあって、反対側の右にはこれまた同じくらい大きいモニターが置いてあって、さらに頭上にもライト、という風に見たことないくらい充実した設備で、本当に驚いた。
驚いてるうちに、撮影開始である。
まずは最初にカメラマンさんが、「最初は試し撮り兼、表情の確認ね~」と、笑いの大きさの指示をだしながらパシャパシャパシャと3回くらいシャッターを切って、私の右側の大きなモニターに試し撮りの画像を出して見せてくださった。
モニターの4分割の画面に等身大くらいの顔が並んでて、ほぼ真顔、やや微笑、大きく微笑の3パターンの中から、どの表情が好きか聞かれ、大き目微笑を選択。台湾の身分証の証明写真は歯を見せなければ、笑ってていいそうだ。
そこから本番なのだが、姿勢の微調整や表情の指示を受けながら、けっこうな回数シャッターを押していく。カメラマンさんがしゃべりやすい雰囲気の方で、リラックスさせてくださったので、シャッターを押すごとにこちらの表情も自然になっていくようだった。
途中で一度画像の確認をして、また少し撮って、再度モニターで確認。
カメラマンさん的にいいと思った画像がとてもいい表情をしていたのだけど、私はがっつり笑うと頬のお肉がぷにぷに飛び出すので、次によかった微笑がやや大人しめの1枚に決定。
お店の説明によると、撮影から2~3時間でメールで修正画像が送られてくるので確認して、もしも修正に意見があれば再修正、なければそのまま写真に焼く流れになるとのこと。
最短でメールに返信してから1時間くらいでプリントした写真を受け取れるそうだが、今はコロナレベル3でカフェで時間つぶしとかできないので、いったん帰宅して、翌日改めて受け取りに来ることにした。
結果、2時間しないで修正確認のメールが来たのだけど、写真を見た瞬間に、「きゃー! 可愛い!!」って、自分で自分を大いに褒めたわたくし……。いい大人が自分大好きでお恥ずかしい。
いやでも、本当に可愛かったから仕方ない。もう本当に表情が、カメラマンさんがリラックスさせてくれたから、すっごい生き生きしてるのね。さらに、修正が非常に自然で、お肌つやっつや!
こんな自然で、目が生き生きしてる自分の照明写真って、ここ何年か見たことない!!
前にパスポートの更新のために日本の写真館で撮った奇蹟の1枚に匹敵する。(当社比)
日本での撮影も微修正込みだったけど、価格は5000円近くしたし、台湾は600元(約2400円)って、ほぼ半額だよね!? コスパ半端ない……!!
メールで届いた画像は腰までの半身で、2Mくらいの画像サイズ。もう他に修正するところなんて見当たらないので、即OKの返信をした。これをプリントして身分証申請用の2インチにカットしてくれるのだ。
日曜日に受け取った現物も、パソコンで見るのとはまた違って、ミニサイズなのが可愛い。実際の画像はお見せできないけど、とにかくすごく生き生きしてて、非常に満足の行く出来栄えの証明写真を撮ることができて、ものすごくうれしい。だって、証明写真って、失敗の方が多いんだもの!!(感涙)
元の通ってたお店がお休みで、急きょ選んだ写真館だったから、全く期待してなかっただけに、今回の感激はひとしお。
今年はもう、「移民署、どんとこい!」というか、むしろ、「移民署、待ってろよ!!」っていう気分である。
台湾で証明写真が必要な方は、こちらのお店、超おススメですよ!
私も来年、またここでお願いしたいと思います♪
stylelab 風格自造所
0コメント