金禾壽司。伝統市場のお寿司屋さんは、コスパ高くて味も申し分なし!

旧正月休みに入る前の某休日、がぁこさんは午前中の早い時間から龍山寺近くの伝統市場「東三水街市場」に来ていた。

今年はコロナで会社の忘年会が中止になり、その代わりにちょびっと現金が支給されたので、「食べ歩きで一人忘年会と洒落込もう」というのが狙いである。

この東三水街市場にも、「ガイドブックとかで紹介されてる有名店だけど、そういえば入ったことない」というお店がいくつかある。そのなかの2軒でたらふく食べまくろうという趣向だ。

1軒目の「艋甲大豐」でゴボウ天ぷらをおめざにいただき、お腹が落ち着いたところで、お次はメインのブランチである。

2軒目は、これも前から気になってたお寿司屋さんの「金禾壽司」へ。

今までの経験上、台湾人が経営してるお寿司屋さんのお寿司というのは、台湾人の皆さんの間ですごく有名で美味しいといわれてるお店でも、私個人的には全く美味しくなかったことが何度もあったため、ちょっと緊張する。

東門の築地壽司みたいに、シャリもネタも日本と遜色ないお店もあるけど、そういうのはだいたい高級店だ。

なので、「安くてコスパ高くて人気」のお店は、普段はあまりチャレンジすることは少ないのだけれど、ここはGoogle先生の写真を見ていても、ネタがわりと新鮮そうに見えて、前からすごい気になってた。

今回は臨時収入があるので、もし失敗しても「元からなかったお金」と思えば諦めもつくと思い、チャレンジに至った次第である。

お店に到着したのは10時半ごろ。

朝食には遅いし、昼食には早すぎる絶妙な時間帯で、イートイン客がほとんどおらず、さくっと席に座ることができた。

メニューはこちら。駅とかの1個10元の激安テイクアウト寿司に比べたら高いけど、回ってない寿司としては、どれもそんなに高くない。

席番号がわからなかったけど、狭い店内なので大将が顔見て解ってくれるようす。支払いは食べ終わってから店頭のお姉さんに支払うシステムだった。

盛合わせの「総合」とかは、何を盛り合わせているのか分からなかったが、カウンター前の壁にカラー写真の一覧表があったのでとても助かった。

さて。注文の吟味である。

メニューの総合A240元、B180元、C150元というのが、写真の19、18、16なのかなと思い、そのうちのどれかにしようと考える。

Aと思われる盛合わせにはウニが入っている様子。でもウニは新鮮じゃないと危険だから、初めての店では避けた方がいいだろう。

ということで、180元の総合Bにした。

味噌汁はGoogle先生への台湾人の口コミでも「薄い」とあったので、これも危険と判断、アサリ汁にする。

足りなそうなので、鉄火巻きをプラス。こんなもんでどうだろうか。


待つことしばし。出てきたのがこちら。

うわお。予想以上に美味しそうじゃん! ビジュアルは合格ですよ!(←何様)

まずは、鉄火巻きから試してみた。

おお……! 大丈夫じゃん!!(←だから何様、汗)


海苔からはみ出してる米が少し乾燥していたから、もしかしたらテイクアウト用を盛り付けなおしたのかもしれないけど、マグロの切り身が大ぶりで、シャリも甘すぎず、日本でスーパーの魚屋さんで買うお寿司くらいのレベルはある。

これで100元、十分価格とつりあってる。

鉄火巻きが大丈夫と言うことは、握りも大丈夫な気がする。

握りはサーモンとマグロとエビとハマチかな?

どれも身が分厚くて、食べごたえあり、鮮度も合格で変な生臭さとかもない。

全部大丈夫だった……! やるじゃん!!

この後、すっかり安心して追加したイカは、ボイルしてあるうえにゴムみたいでイマイチだったっていうオチもあったけど。

鉄火巻きと握りの盛り合わせは価格を考えたら十分満足できる内容だった。


そして、さらなる伏兵が、アサリ汁だったのよ!

本当に、これを頼んで正解だった。ショウガが入ってるけど、上品な潮汁って感じで、すごい美味しかった。これからこの店試す方にも、アサリ汁がおすすめ! これなら地雷無し!

合計350元。すっごい満足だった。リピありだわ。

次来る時は、玉子焼きとか、イクラも試してみたいな。

帰りに店頭を覗くと、テイクアウトが飛ぶように売れていた。稲荷寿司なんかは通路わきの台でお店のお母さんがお揚げに寿司飯詰めてた。それも端から売れてるみたいだった。

2軒ハシゴしてお腹も相当満腹。

食後の運動に市場をぶらぶらしようかなとも思ったけど、すごい人だったので市場の外へでて、龍山寺でぶらぶらすることにしたのだった。

金禾寿司

住所:台北市萬華區三水街99號

時間:06:00~15:00、月曜定休

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi