2021年の旧正月は2月12日。
旧正月休みに入る前の某休日、がぁこさんは午前中の早い時間から龍山寺近くの伝統市場「東三水街市場」に来ていた。
今年はコロナで会社の忘年会が中止になり、その代わりにちょびっと現金が支給されたので、「食べ歩きで一人忘年会と洒落込もう」というのが狙いである。
この東三水街市場にも、「ガイドブックとかで紹介されてる有名店だけど、そういえば入ったことない」というお店がいくつかある。そのなかの2軒でたらふく食べまくろうという趣向だ。
1軒目は、練りものと揚げ物が有名な「艋甲大豐」。
旧正月が近づいてるため、鍋の材料に練りものを買う人で恐ろしいほどの人垣ができている。お昼過ぎには閉店するので、買い物するなら早目に来ないといけないのだ。
初めてこちらのお店に買い物に来たがぁこさん。店頭のケースに揚げ物や練りものが積んであるけど、一つ一つに価格とか書いてないので、どうやって買ったらいいのか戸惑う。
台湾に10年近くいても、がぁこさん基本チキンだから、こういう系の販売方式って突撃し辛いのよね……。
でも前から、このお店のゴボウの天ぷら「牛蒡絲」が気になってて、ずっと食べてみたかったのだ。
このために来たんだ、きばれ!
がぁこ! ひるむな! 前に出ろ!
心の中でオノレに檄を飛ばし、恐る恐る最前列へ。言葉さえ通じれば何とかなるはず。
隣のお客さんの会計が終わったところでお店のお姉様と目が合い、思い切ってゴボウの天ぷらを指さして、「ゴボウの天ぷらください」と告げると、「どのくらいいるの?」とのお答え。
ええ……それは知らん。
どうやって買ったらいいのか……聞くしかないよね。
「えっと、どうやって買うんですか?」
「4両70元」
「4両って多いですか?」
「そんなことないよ、ちょっとよ!」
「じゃあ、4両70元で」
それが最小単位かどうかも分からんけど、とりあえずそれで。
4両っていうと、1台斤(600g)=16兩だから、1兩(37.5g)で、4両だと150g。
で、渡されたのがこちら。小さめの紙袋にふんわり入ってるくらいで、確かにそんなに多くはなさそう。
ゴボウ天ぷら「牛蒡絲」は、ゴボウが入ってるさつま揚げの「ゴボウ天」ではなくて、ゴボウを薄くスライスして衣をつけて揚げたもの。見た目はそのまんま、天ぷらだ。
私が受け取ったのは、揚げたてじゃなくて冷めてたけど、衣はサクサクしていた。中身がゴボウだと思うと、ポテトより罪悪感が少ない感じね。
食べてみると、衣がフリッターみたく甘めだったのが意外だった。勝手に天ぷらみたいにあっさりか、もしくは塩味だと思ってたから。でも、おやつだと思うと悪くないな♪
ポリポリ美味しく食べてたけど、一人で全部食べ終わるとちょい飽きる。まあ食べきれることは食べきれるけど、美味しく食べきるなら友達と2人で分けるのがいいと思う。
さて、前菜(?)も食べ終わったところで、本日メインの早目の昼食を食べに行きましょうか♪
※上の写真は売り場横の小さいカウンター。スタンプが押せるようになってたけど、前に見たネットニュースではここはイートインスペースと紹介されていたはず……。よくわからんけど、今はイートインはやめちゃったのかな?
艋甲大豐
住所:台北市萬華區三水街62號
時間:08:00~14:30、月曜定休
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