関西の街、最後の目的地は、バス停のすぐ近くにある「ㄤ咕麵」。
未だになんて発音するんだか良く分からない店名の、関西で三代続く、人気の麺屋さんだ。
なんでも、創業者のおじいちゃんが、近所の子供たちがおやつに麺を食べにやってきたときに「口ㄤ口古、口ㄤ口古」(すみません、読めません。爆)と言って、子供たちを面白がらせたことから、いつしか店名をㄤ咕麵と呼ばれるようになった、とお店で紹介されていた。
必食は、招牌乾麵(汁なし麺)。器の中の麺がこんもり山型になっているのがここの特徴だ。創業した当時から、竹製の振りざるで、きっちり湯きりをした麺を、こうやって盛り付けているそうな。
山型に固まっている麺をひっくり返すと、中にもやしとニラが隠れていた。全部混ぜ混ぜ。お腹もすいてたので、とても美味しくいただいた。揚げた葱の入った醤油だれが香ばしい。
もう一品は、たくさんのお客さんが食べていた紅糟肉(豚の紅麹漬け揚げ)。
紅麹で漬けてある豚肉はほんのり甘く、サクサクの衣歯ごたえも良く、生姜とも好相性。
関西の街で一番人気なんじゃないかというくらい、地元の人、観光客でごった返していた。すごい流行っている。庶民的な小吃のお店だが、清潔で綺麗な店構え。
メニューは他にもいろいろあるようだったので、何人かで来ていたら、いろいろ食べられて楽しかったかも。残念~。
むし養いが済んだところで、新竹客運のバス停に向かう。
朝乗ってきたのと同じバスに乗って、また龍潭へ戻り、そこから台北を目指した。
龍潭では、台北行きのバスを待っている間に、同じ列で並んでいたお母さんが話しかけてきて、楽しくお喋りしながらバスを待つことができた。
しかも、昼間は結婚式に参加してきたというお母さん、引き出物でもらったというチョコレートやクッキー、さらには何故か持ち歩いてらっしゃったゆで卵までくださって、本当にいい人だった。これらはありがたく、帰りのバスの中で美味しくいただいた。
本当に、この日はアイスキャンディーのご主人といい、お茶屋さんのお姉さまといい、このお母さんといい、いい人に出会って、楽しく旅ができた、いい一日だった。
本当に、本当に、楽しかった。次は、どこに行こうかな??
~~おまけ~~
さて、今回の日帰り新竹プチトリップの全体像はこんな感じ。
今回は、往路の乗換えが一度で済むように、乗り換え回数を最重視して、すべてバスを利用したが、後に改めてgoogle先生にお伺いしたところ、電車とバスミックスで行くのが一番早く、しかも安い様子。
台北駅から出発する場合、台湾鉄道で台北から竹北へ、竹北から新竹客運5619線で第二市場下車(132元)。新埔からはまた、同じバスか5620線で龍潭方向へ向かい、バスの関西駅で下車(49元)。関西からの帰りは、新竹客運の関西駅からすぐのところにある国光客運の関西鎮公所というバス停から1820線に乗ると、直接台北駅北側のバスターミナルに戻れるようだ(104元)。
ご参考まで。
ㄤ咕麵
住所:新竹縣關西鎮光復路35號
電話:03- 587 5541
営業時間:10:30 ~ 19:45 火曜休
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