平溪線が、熱い!【モデルプラン紹介】其の壱:台北駅から電車でGO! 帰りはバス&MRTで時短!!①炭坑の街・猴硐

今、平溪線が、熱い。

ように、感じる。(笑)

これは、台湾に遊びに来る友人知人を案内していて感じることだ。ここ一年ほどの間、少なくとも四回は平溪線エリアに出かけた。何年か前は、九份にお供する回数が多かったが、九份はもう皆さん遊びに行ったからか、猫村として侯硐の人気が出てきたからか、最近は、特にリピーターの皆さんの間で、平溪線に興味を示す人が増えているという実感がある。

平溪線は元々、炭坑から掘り出した石炭を運ぶために敷かれた線路で、のどかな山間を縫うように走るローカル線だ。沿線には炭坑の遺構の他に、美しい滝や昔の風情を残す老街など、観光スポットが点在しており、一日ゆっくり遊べるエリアだ。何処から回るか、どれだけのスポットを回るか、によって、いろいろプランが組める。

そこで、今回はがぁこ的観光プランをお届けしようと思う。

あれもこれも詰め込むと、とてつもなく時間に追われる予定になってしまうので、コースは基本的に、メインになる駅ひとつに、いくつかの駅を組み合わせ、というように設定してみた。

これから行く方の参考になれば、うれしい。


其の一:台北駅から電車でGO!帰りはバス&MRTで時短!!①


例えば、とある週末にでかけるなら。


台北→猴硐→平溪→菁桐→木柵


このコースは如何だろう。

時系列をたどってみると、こんな感じ。


8:00 台北駅へ。

悠々カードがあれば、切符の購入は不要。直接改札内へ。

08:25 各駅停車の區間車4154台北発。乗り換えなしで直接、猫村猴硐へ。

09:29 猴硐着(悠々カードで56元くらい)

駅構内、駅前、あちこちにすでに猫の影。猫好きはテンションUP確実。


すやすや。

※猫と楽しく遊ぶための注意※

1.猫を触る場合は、猫を守るため、駅のトイレで手を洗ってから。

2.猫が寝ている場合は、無理やり起こしたり、大きな声で邪魔するのはやめよう。

3.猫を撮影するときは、猫の眼を守るため、フラッシュの使用は控えよう。

4.餌やりは、基本おすすめしないが、もしもやる場合は、餌を地面に直接置かない、また、餌を置きっぱなしで帰ったりしないように、必ず掃除をしてから帰るようにしよう。

5.帰りも、駅のトイレで手洗いを忘れずに。


09:00 願景館(ビジョンセンター)

まずは、駅改札を出て駅前の食堂やお土産物屋が並ぶ方へ階段を下り、願景館(ビジョンセンター)へ。

元は石炭の倉庫だったビジョンセンターでは、猴硐の炭坑の歴史を紹介するパネルや模型で、街の歴史に触れよう。カフェもあり、看板猫が客引きしているのに出会うことも。炭坑の模型の前では、即席で写真を撮って絵葉書にして、ネット上で受け取れるサービスもあり、子供たちに大人気だ(無料)。入館無料。

09:30 選煤場(石炭選別場)跡地

続いて、ビジョンセンター横の、選煤場跡地の見学。操業を終えた選煤場が、当時のまま保存されている。朽ちたところもそのまま手を付けずに置かれているので、廃墟好きにもたまらないかも知れない。

選煤場跡横に設置されている階段を上がって、運煤橋上のトロッコの遺構を見学。かつては、橋の向こうの炭坑から掘り出された石炭が、トロッコに乗せられて橋を渡り、そのまま選煤場で選別作業に掛けられたのだ。

河の風景も美しい。


橋を渡ったところから。

寅さん的後姿。

ん? なんでぇ。

橋を渡ったところにも、楽しく遊べる場所があるので、行ってみよう。



其の一:台北駅から電車でGO! 帰りはバス&MRTで時短!!② へ続く~



台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi