夏に東一排骨総店で豚スペアリブの唐揚とご飯のセット「排骨飯」を食べてから、「あれ? 排骨って、こんな美味しかったっけ?」と排骨への認識を新たにし、以降なんとなく排骨が気になる今日この頃。
そんな折、たまに行く水餃子のお店の並びに評判の良い排骨麺のお店があったことに気がついたので、早速先日食べに行ってみた次第である。
目的の「佳味排骨麵」は、前に絶対何度も通りかかったことがあるはずなんだけど、全く頭の中に印象がなかったお店。
お店に行ってみて解ったけど、「ザ・昔ながらの食堂」の店構えで、入りづらい雰囲気バリバリの店だった。
これは多分、お店でどんな食べ物だしてるか、美味しいかどうかとかの情報がなければ、普段の私だったらあんまり近づかない系のお店だ。
意を決して(どんだけヘタレやねん)店に入ってみると、注文票は無く、口頭で注文を伝えるスタイルだった。
適当に座って周りを見渡せば、目の前の席の足元に使用済の紙製弁当箱とかのゴミが転がっているのが目に入り、がっくりテンションダウン。
まあ、安くてコスパが良いのが売りの古い食堂だから、キレイさを求めるのは厳しすぎるか……。人件費が食べ物のコスパに行ってるんだろうし。
キレイさでいうと、野外の夜市よりはちょっとマシくらいかな。でも食事環境の清潔度を気にする人にはおすすめできないか。
うちのママとかたぶん無理だろうな……。(汗)
などと思ってると排骨麺(乾・小)95元、スープ無しのスペアリブ麺がやって来た。
麺とから揚げは別盛で、具無しのスープつき。
スペアリブのから揚げは、ちょっとびっくりするくらいの分厚さで、薄いところで1㎝くらい、分厚いところだと2㎝くらいもあった。ボリューム満点だ。
揚げてから少し時間が経っていたようで熱々ではなかったが、まだホカホカ温かく、衣もサクサクだった。
肉の味付けは甘すぎず、なかなか好み。台湾の排骨って私には味付けが甘すぎることがあるのだけど、ここのは大丈夫。すごく美味しい。
テーブルに置いてあった生唐辛子と一緒に食べても結構美味しかった。辛いのが好きな人は試してみていいかも。
ビールにもきっと合うと思う。欲しい人は隣のファミマにGOだね!
麺は太めのラーメンみたいな麺で、すごいプリプリ。
麺の上に青菜の湯がいたのとザーサイ、ゆで豚の細切り、刻みネギなどがのっていて、麺の下に豆鼓(トウチ)のたれが隠れている。食べる前に全体をまんべんなくかき混ぜよう。
黒豆を発酵させた豆鼓は、ちょっと八丁味噌に近い風味で割と濃いめの味。見た目より意外とボリュームもある。こちらも生唐辛子を足しても美味しかった。
スペアリブのから揚げと麺、どちらもとても美味しかった。
とにかく安くてボリュームがあって、味もとてもいいので、接客の愛想とかお店の衛生面を気にしないなら、ぜひ超分厚いから揚げを食べに行ってみてほしい。
佳味排骨麺
住所:台北市中正區林森南路59-2號
時間:11:00~20:30、日曜定休
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