新莊老街散歩⑧武聖廟&福徳宮、ぶらぶら街並み鑑賞。

戯館巷・米市巷・挑水巷の三つの路地を見終わったところで、引き続き街並みを鑑賞しつつぶらり散歩。

元来た方向を背に、新荘路を西に向かって歩いて行くと、すぐ右手にまた立派なお寺があった。

お祭りが近いみたいで飾りつけが激しくてよく見えないが、武聖廟とある。

武聖とは、関聖帝君という神様を指し、その神様は三国志でおなじみの関羽さんである。武道の神様だったが今では商売の神様としても信仰されている。日本でも中華街によくあるお寺だ。

こちらの廟は250年くらいの歴史があるそうで、中に入ってみると規模は大きくないけれど、建物に風情があっていいお寺だった。

特に本殿後方の建物に続く廊下とか、後方の建物の回廊とか、とても絵になる雰囲気があった。上階に上って廟全体を眺めるのがおすすめだ。

武聖廟をでて、またぶらぶら西に向かって歩いて行くと、武聖廟から離れれば離れるほど、だんだんお店が少なくなり、5分ほど歩くと人もあまりいなくなった。

しかしながら、こちらのエリアの方が俄然、昔ながらの雰囲気をよく残しており、私的には非常に素敵な街並みだった。

今までほぼ真っすぐだった新荘路が、少しカーブした先に、また提燈がたくさん下げられているところがあったので覗くと、福徳宮というお寺だった。

(写真は通り過ぎてから振り返って撮ったもので、正面のがなくて申し訳ない)

とても小さいお寺だが、なかなか歴史がありそう。

この周囲は、あちこちに昔から残っているのだろうと思われる古い建物が多く、写真は撮らなかったけど豆腐屋さんとか、古いお店も点在していた。

じっくり昔の雰囲気を味わうなら、このあたりのエリアの散策がおすすめだ。

どこだったかのお店の店頭で出会ったさび猫さん。

すごい迫力の眼付きだけど、なんか超可愛くて思わず激写。笑

この後、福徳宮の先の高架道路がある大通りの中環路一段まで歩いたところで、地図を確認すると次のMRTの駅である輔大駅まで結構距離があることがわかった。

それと、この先は続きの老街という感じでもなさそうだったため、ここが区切りと判断して元来た道を引き返すことにした。

てくてく、また10分ほど、元来た道を東に向かって引き返す。違う角度で見る街並みも素敵なものがあった。

こちらの写真は、武聖廟手前に戻りつつある辺り。西を背に東向きに撮影している。

武聖廟前に戻ったところで、今回の新荘老街散歩は終了。

ここまで、最初の駅を出てから2時間ちょっと。全部で3キロくらいは歩いているはず。途中の休憩はお昼の食事の時だけだったので、足がけっこう疲れていた。

さて、帰りはどこから帰ろうか。



新荘老街散歩・番外編につづく~



新荘武聖廟

住所:新北市新荘区新荘路340号


福徳宮

住所:新北市新莊區新莊路639號

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi