お昼を食べて一息ついたところで、お次はお土産を買いに出かけよう。
と言っても、歩いて1分かからないくらいのすぐ近くのお店だ。
お目当てはこちら。伝統中華菓子店の老順香糕餅店。
最初の地図にも登場してて、地図だと⑦のお店。
こちらも100年の歴史がある老舗なんだそうだ。大きなお寺があるところには、お供えとかに使うお菓子を売るお菓子屋さんがあることが多いけど、こちらもそのようなお店のようだ。
すごい人気のお店のようで、この日も店の中が人でいっぱいで、なんかゆっくり商品を見ているような雰囲気ではない感じだった。欲しいものをパッと選んで買って帰る人がつぎからつぎへとやってくる。
店頭の看板に書いてある「鹹光餅」というのが、お参りによく使われる名物らしい。どんなものかと思ってお店で見てみたら、馬祖で食べた繼光餅、あれにそっくり。台湾版ベーグル? とおもったら、名前の呼び方が違うだけど同じもののよう。
しかし今回の目的はこれではない。パイナップルケーキ、鳳梨酥だ。
出発前のネット調査で見かけたこのパイナップルケーキ、名前を金牌鳳梨酥という。
金牌というのは、黄金の札というか、メダルというか、神様にお供えする板状の黄金。
本物の黄金をお供えできない貧しい人が黄金をかたどったお菓子をお供えしたという背景があるらしい。だからこちらのお店のパイナップルケーキは形が四角くて、薄くて平べったい。
って、買いたいけど、人がすごくて中に入りづらい。とりあえず、パイナップルケーキはどこだ!
と、頑張って店に入り込んで探すと、人気商品らしく、お金のやり取りをしているご主人と奥さんらしき人が立ってるカウンターのそばに積んであるのを発見。
1個12元。安っ。
箱詰めも売ってたけど、自分で食べるだけなので取りあえず数個だけ購入。
そういえば、以前韓国の旅行番組でこのパイナップルケーキが取り上げられたことがあって、それ以来、韓国の人が箱買いしていくんだそうな。意外と国際派だ。
こちらの写真は、帰宅後にお茶した時の物。
改めて見ても、とっても素朴なお菓子。自家製クッキーと言った風情だ。
材料もシンプルで、パッケージにもパイナップル、小麦粉、砂糖、油脂、卵しか書いてなかった。消費期限は30日。
食べてみても、見たままの素朴な味。パイナップルがしっかりしてる、ちょっと甘めのジャムとクッキーの組み合わせだ。
大きさもそんな大きくないし、薄くて軽いからしつこくないし。気軽につまむにはちょうどいいんじゃないかな。
それに安いし。新荘老街散策記念にお土産にするのにちょうどいいね~。
新荘老街散歩⑦へ続く~
老順香糕餅店
住所:新北市新莊區新莊路341號
時間:09:00-23:00
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