新荘老街の新荘保元宮を出発して歩いてすぐ。
左手に見えてくる、なんてことない感じの商店が、本日最初のグルメスポットの阿瑞官粿店だ。
なんてことない感じと言ったが、看板を見ると百年老店、100年の歴史がある老舗だそう。
この日は旧正月前の休日で、それはもうひっきりなしにお客さんがお店に吸い込まれて行っていたので、全然「なんてことない」なんてことはない、すごいお店みたいだ。
さすが老舗、ファンも多いのね。
さて、お店で売っている「粿」というのは(台湾語で「ぐい」に近い発音でいいのかな)、もち米やもち粉を使って作ったお餅などの総称。
だいたいの場合は、日本の草餅を思い浮かべるとすごく近いと思う。
福建系の台湾人が作ると「粿」で、同じようなものを客家人が作ると「客家粄」という呼び名になるようだ。
こちらのお店では、定番の小豆あんやサツマイモなどの甘い系、切り干し大根や肉の入ったしょっぱい系が並んでいた。
今回の私のターゲットは、タロイモと豚肉を包んだ芋粿巧。
今まで、しょっぱい系は切り干し大根とか食べたことあるけど、芋粿巧というのは食べたことがなくて、前から食べてみたかったのだ。
とりあえず、試しに買って店の外で立ったまま食べてみた。
見た目と持った感じは草餅のヨモギ抜き。(わかります?)
包んであるビニールをはがすと、油で揚げた葱かな、すごく香ばしい匂いがする。
はむっと一口。
お餅部分がほのかに甘く、ぷるんとしている。
豚肉とタロイモは結構大きめの塊で、どちらも柔らかく、しょっぱすぎず。
まじで超美味しい!!
揚げたネギとか干しエビっぽい味もして、なんとなく中華粽を思い出させる。
あんまり美味しかったので、もう一度お店に戻って、持ち帰り用に芋粿巧と小豆餡の紅豆を購入してしまった。
落ち着いて店を見ると、粿の他にも大根餅や蒸しパンみたいなのも売ってたけど、これは食べきれないのでスルー。
いやほんと、芋粿巧、初めて食べたけどすっごい美味しかった。
冷めててあんなに美味しいんだから、もし出来立てだったらどんな最高なんだろうか。
もしまた通りかかることがあったら、ぜひ芋粿巧と、次は肉抜きの芋粿も試してみたい。
PS
持帰った小豆あんのは、私にとっては甘さが足りず、なんかぼけた味だったので、わたし個人の好みには合わなかった。
なので次回買うことがあったら、やっぱ芋粿巧ね!
新莊老街散歩③につづく~
阿瑞官粿店
住所:新北市新莊區新莊路49號
時間:8:00-17:00
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