国立台湾博物館の本館を参観したら、続いて通りを渡って向かいの古生物館(土銀展示館)へもぜひ足を運んでほしい。
国立台湾博物館・古生物館(土銀展示館)は旧日本勧業銀行台北支店。銀行の設立は1923年で、このビルは1933年の完成。戦後に国民政府により台湾土地銀行になったのだそう。
建物のつくりもアーケードの高い天井の装飾も、台南の土地銀行によく似ている。
通路の装飾も洒落ている。
受付で本館で使ったチケットを見せて、そのまま中へ。(本館とここと合わせて30元って、どんだけ激安なの!?)
入ってすぐのところに、むかしの金庫をそのまま使った展示コーナーがある。
さすが元銀行。すごく分厚い扉をくぐって中へ入ってみる。
中はちょっと檻みたいになってて監獄みたい。
さらに中に入ると、金庫の棚。今度は図書館みたいな雰囲気だ。
いろんな証文とか証券なんかを保管していたのだろう。通常だとなかなか見られない光景なのでとても興味深い。
金庫から出てくると、奥の広いホールのようなところが古生物の展示エリアになっていた。
東京の国立科学博物館とかに比べたら非常に小規模でささやかな展示だが、コンパクトながらホールをぐるりと回るように歩きながら飽きずに参観できる工夫が凝らしてあり、とても楽しい。
ホール中央の恐竜の骨格標本も配置がとても素敵な塩梅。下から見上げると、なかなかすごい迫力がある。古いビルとも素敵なコントラストで絵になるなあ。
2階にはカフェやミュージアムショップもある。平日だったらカフェに座って恐竜の骨格標本を眺めるのもおすすめ。
国立台湾博物館・古生物館(土銀展示館)
住所:台北市中正區襄陽路25號
時間:火曜日~日曜日、9:30~17:00、国定休日と連休は平常どおり開館
毎週月曜日、旧暦の大晦日と旧暦の元旦(春節)は休館
料金:国立台湾博物館本館と土地銀行展示館の共通チケット
おとな30元、こども15元
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