午前中にMRT雙連駅の2番出口を出ると、すぐ左手から北に向かう細い路地で開かれており、食料品や雑貨を売る店が軒を連ね、朝から多くの人で賑わい台湾人の活力を感じることができる。
行き交う人々の頭上には、赤い中国の提灯が並んでおり、導かれるように歩いていくと、朝市の真ん中のあたりで出会うのが、文昌宮だ。
文昌宮は、学問成就に大変なご利益があると有名な、日本でいうと天満宮のような廟で、入試や資格試験などの受験を控えた人が、受験票の原本とコピーを持ってこちらに参拝し、文明や学問の神様である文昌帝君に合格をお願いすると、願いが叶うといわれ、毎年多くの人が参拝に訪れる。
昼間に訪れると、朝市の中にあるのでにぎやかな感じがするのだが、夜には通りの屋台がすっかり姿を消し、暗闇の中に荘厳な姿がくっきりと浮かび上がってくる。
朝市の通りに人通りの少ない夜間も、少なくない人々が参拝に訪れ熱心に祈りをささげており、台湾人の信仰心の厚さを垣間見ることができるように感じる。
赤い提灯が並ぶ静かな路地。
なかなか雰囲気があるではないか。
夜の散策も、昼間とは違った街の顔を見ることができて、とても興味深いと思う。
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