昨夜のカメラマン様おすすめの場所は、宿から南にバイクを5分ちょっと走らせた尼姑山というところ。あまり島外の人が行かない秘密の絶景スポットなんだそうだ。
いま、時間は7時半。港への送迎の約束は9時。まだ出発の準備をしてないから、遅くても8時すぎには宿に戻る必要がある。時間を見ながら、行けるところまでバイクで散策してみよう。
ビーチを抜けるとすぐ、右に船が出る白沙港へ行く道と、左に山頂へ登っていく道に分かれいたので、左の道に入っていく。
しばらく登っていくと、またY字。右が海沿いの道、左が山に入る細い道。左側の道は真ん中が石畳のようになっている。この道をバイクで上がっていく。
一度上がりきると、視界が開けて前方の風景が一望できた。
すでに絶景!
見た感じ、この道は北竿島の南側の山の尾根沿いを走っているようだ。
写真には撮れてないけど、ここから右手を見下ろすと、後で船に乗る白沙港が見えた。
うわあ、思ったより全然素敵。突端まで行きたいな。時間あるかしら。
前方の次の頂上に何か建物が見えたので、取りあえずそこまで行ってみよう。
道の両側はどこまでもススキ野原が広がっていて、背が高い樹はなさそう。海風が強いからとかなのかしら。
頂上には迷彩柄の建物が立っていた。入口には「尼姑山教練場」の文字。何だろう、軍隊の演習所、ってことかな。
尼姑山とあるので、ここが目的地で間違いない。
駐車スペースがあったのでバイクを停めて建物に近寄ってみると、普通に敷地に入れるようになっていた。
中には入れなさそうだったが、建物外側の階段で、屋上に上がれるようになっていたので、ちょっとドキドキしながら上がってみた。一応、見学していいんだよね?
屋上の壁には「327觀測所」の文字。観測所か。確かに展望最高だもんな。
来た方向を眺めると、空港の先の、島の反対側の突端の先まで見渡せた。
少し手前に視線を移すと、左側が白沙港、右中央のビーチが宿のある坂里だ。
進行方向を見ると、こちら側の島の突端が見える。
すごいわ。前後左右死角無し、ってやつ!?
まだもう少し時間がありそうだったので、教練場を越えた先も、ちょっと見てみることにした。
バイクで1分も走らず頂上を越えて、目の前に広がった風景が、またまた超絶最高な絶景!!
なにこれ、さっきの最初の視界が開けたとこより、さらに綺麗な道じゃん!!
誰もいない、車もバイクも他に何もない、静かな静かな山の道。
さえぎるものもなく、突端まで続いている。
頭の中で「カントリーロード~♪」と歌が流れる。
しばし、絶景を前に立ち尽くした。
ふと時計を見ると、そろそろ8時。宿に帰って、出発の準備をしなければ。
突端まで行くのは諦めて、引き返すことにしよう。
それにしても素晴らしい景色だった。
カメラマン様、教えてくださって、ありがとうございました!
2017年6月-院卒前ひとり離島馬祖漂流3泊4日DAY2-3へつづく~
尼姑山327觀測所
住所:連江縣北竿鄉
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