カフェを後にして、芹壁集落で一番有名なの道教のお寺に向かう。
カフェを出てすぐ右の階段の入口に緑の獅子。
ひょうきんな表情で、沖縄のシーサーに似てる。よく見たら左のにはお腹に子供を抱えていた。なんちゅーキュートな!
階段を上がったところが目的の「芹壁境天后宮」だ。
お廟もやはり石造りで、屋根のパステルカラーのオレンジと水色のラインがカワイイ。
入口前には今度は石の獅子が守りを固めていて、入口上部には黄色のお魚が泳いでるのが海のお寺な感じ。
ここは清代の1873年に建設が始まった台湾の中では古刹のお寺。新しく見えるのは、戦後の1979年にも改修工事があったからのようだ。
主神は海の女神である天上聖母、媽祖(まそ)。配神には臨水三夫人(陳、李、林)、威武將軍、通天府二郎神のほかに、鐵甲將軍が祀られている。
で、面白いのが最後の鐵甲將軍さん。こちらの神様は「蛙神」でいらして、馬祖でしか見かけない神様なんだそう。
どんな神様なのかは不勉強で存じ上げないのだけど、とにかく重要な神様らしく、境内を振り返れば、あちこちに蛙の像が目に入るほど。
本堂の前に立つと、手すりの上に蛙さんたちが海に向かって座り、お寺を守護している。
なんか可愛い。
先ほどの亀島も目の前。村も見渡せて、とてもいい眺めだ。
これで晴れてたら、きっと本当にすごい地中海チックなんだろうな……何回も言うけど。どんより曇ってるのが残念ね。
本堂にお参りしてみると、中の壁画はとても古いもののようだった。
何処もいちいち絵になるなあ。
本堂わきには小さい池と、つやつやの蛙の石像が安置してあった。
こちらは日本でもよくやるように、お賽銭を池に入れるような感じだった。
やっぱり、世界各地どこでも、こういうとこにはコイン入れたくなるのかしら。
とっても可愛いお寺のお参りの後は、お寺のわきの路地から、村の路地裏散策にでかけてみよう。
2017年6月-院卒前ひとり離島馬祖漂流3泊4日DAY1-8へつづく~
芹壁境天后宮
住所:連江縣北竿鄉芹壁村53號
0コメント