2019年の年末にかけてのMRTオレンジラインへのプチ遠出マイブーム。
今回は新北市三重のMRT三重国小ちかくの「北港江記龍門生炒鴨肉焿」をご紹介。
こちらのお店は前回紹介した朝ごはん屋さんの「鐵夾蛋餅」から歩いて5分くらいにあり、もともとここに来るために道順をGoogleマップで検索してる時にあちらのお店が目に入ったため、ついでなのでハシゴすることにした次第。
というわけで、「北港江記龍門生炒鴨肉焿」こそが、この日のメインイベントなのであった。
お店のある龍門路は食堂が多い通り。昼時だが人通りは少ない。でもきっと夜はきっと賑やかなんだろうなという雰囲気。しばらく歩くと、まわりの店とは明らかに異なる大行列を発見。あそこのようだ。バイクもどんどん乗り付けて、見てる間にも行列が伸びていく。
すっごい人気だ。どれくらい並ぶんだろう……どきどき。
どんなふうに並ぶのか見ていると、行列は二列。イートイン(内用)は左側、テイクアウト(外帯)は右側に並ぶようになっていて、左側にお店のお姐さんが立っていて、大きな声で案内しており、指示に従って列に並ぶ。
店頭に「イートインは先にお支払いを済ませて順番通り並んでください」との掲示があり、さきほどの外に立ってるお姐さんが前に並んでいる人から順番に何碗か聞いてお金を受け取って、レシートを持ってきてくれるようになっていた。ちなみにメニューはダック肉入りあんかけスープ生炒鴨肉焿60元のみ。
イートインの席は店の中と表にあるが、見た感じ席数はそんなに多くなさそう。一人で来ているのだが、席取りはどうしたらいいのかと思っていたら、「イートインのお客様は先に席取りをする必要はありません。店内で順番通りに並んでお食事してください」との掲示があった。
掲示の通りで、順番が回ってきてお椀にスープを盛り付けている鍋の前に来たら、盛り付けの女性に何杯で何の種類の麺か伝えると、碗をトレイに乗せて渡されるので、席を探して座る。
麺は、普通の中華麺、米粉(ビーフン)、冬粉(春雨)、粿仔(きしめん風米粉麺)の4種類が選べて、私は初めてなのでオーソドックスに中華麺をセレクト。
トレイを受け取って周りを見回すと、思ったよりも回転が速く、すぐに席が空くので、すぐに座ることができた。席に着くと、スペース節約のためか、お店のお姐さんがトレイを下げてくれた。
さて、こちらが生炒鴨肉焿(麺)60元。小ぶりのお碗で量は少なめだから、軽い軽食といった感じ。隣の大柄のお兄さんはひとりで2杯食べていた。
で、このまま食べるかと思うでしょ。
もちろんそのまま食べてもいいのだが、大量の唐辛子粉を麺にドバっとスープが真っ赤になるほどかけていただくのが、この店の名物的な食べ方らしい。
ネットニュースの写真を見て「まさか」と思ってたのだが、実際に店に来てみるとほぼすべてのお客さんがこのような食べ方をしていたので、私もそれに倣う。(でも隣の人よりは少なめにしてみた)
唐辛子をかけてからよく混ぜ混ぜすると、スープがピンクになった。スープを味見してみると、思ったより全然辛くない。ほんのりピリ辛くらいか。
とろみのあるスープはあっさり優しい味。具はダックの薄切り肉のほかに、モヤシや玉ネギなども入っていて、野菜の甘みがスープの主役のようだ。ダックの肉は非常に薄切りで、臭みはない。少しニンニクを感じてよく見てみると、たっぷりのおろしにんにくも入っていた。
感動するほど特別な美味しさではないかもしれないが、するする食べられて、ほっとする味だ。味が足りない場合は、テーブルに置いてある黒酢(台湾のウスターソース風のお酢)を足しても美味しいと思う。
サイズが小さいので、あっという間に完食。小腹が減った時の軽食にぴったりな感じだった。
食べ終わって外に出ると、また行列が伸びていた。すっごい人気だ。他にもまだまだ、こんんな風に人気のお店がたくさんあるんだろうなあ。奥深し、台湾グルメワールド。
北港江記龍門生炒鴨肉焿
住所:新北市三重區龍門路134號
時間:08:30-18:00、日曜定休
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