2日目、日曜日。
朝はホテルのサンドイッチの朝食で簡単に。リビングの窓際の席から外を眺めるといい気分だ。
10時にチェックアウト。重たい荷物はフロントに預けて、いざ出発。
本日最初の目的地は、ずうううううううっと気になっていた素敵廃墟、旧日本海軍鳳山無線電信所跡地だ。
廃墟といっても、整備されて現在も使われている施設もあるので完全な廃墟ではないけど、建物がとても美しくて、いつか見学に行きたいと思っていたのだ。
まずはMRT美麗島駅からオレンジラインでMRT鳳山国中駅へ。ここから徒歩10分弱。
賑やかな朝市の目の前が目的地。入り口には「海軍明徳訓練班」と書いてあるが、門の左に古跡の説明が書いてある看板があるので、ここで間違いない。
そのまま中に入っていく。入場料などはなく、無料で見学できる。
ここは日本統治時代は海軍の無線電信所だったが、戦後は招待所という名称の施設になり、白色恐怖時代は思想犯などの拘留に使われていたという黒い歴史もある場所。現在は高雄眷村文化発展協会の委託管理となって一般公開されている。
戦後の歴史を思うと暗い気持ちになるが、建物自体は非常に素晴らしく、高雄市の指定古跡にもなっているので、ぜひ見学したい建物だ。
円形をした敷地内には色々な建物が残っている。
目の前で、モデルさんを囲んで撮影会をしてるアマチュアカメラマンのグループもいたから、コスプレなんかの撮影会でも有名な場所のようだ。
一番有名な建物が、こちらの大碉堡、元第一送信所だろう。大正8年(1919)に建設された、敷地内でもっとも古い建物のひとつで、高さが約12メートルもあるという。
迫力のある、美しい建物だ。
運動場のような広場には防空壕があったり、敷地の外塀には現代アートが描かれていたり。過去と現代が交じり合う空間になっていた。
もしかしたら、将来的には芸術村とかになるのかも。
すごい建物を見て興奮したところで、この後は鳳山をちょっと散歩してみよう。
2018年3月高雄1泊2日ぶらりひとり旅⑥へつづく~
日本海軍鳳山無線電信所舊址
住所:高雄市鳳山區勝利路
時間:9:00-17:00、月曜定休
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