2015年8月夏休み・南部放浪7泊9日バックパッカーひとり旅。56-DAY9-3雲林県西螺。廃墟の劇場に萌える。

朝食を終えて、本日の、ほぼメインイベント会場に到着。

西螺戲院(西螺大戲院)は、日本統治時代の昭和30年代に建てられた劇場。1980年代くらいまでは映画館や劇場として使われていたという。歴史建築に指定されており、案内板も置かれているが、現在は廃墟になっている。

古い建物や廃墟に萌える私としては、西螺にきたら絶対見学したい場所だった。

現物を見ると、思ってた以上に素敵……本当美しい……。

建物はおかしな改装の手が加えられておらず、ほぼほぼ元の姿を保っているように見える。

中は見学不可かと思ってたのだけど、あっさり正面から入ることができた。

(2015年当時の状況で、現在はわかりません)


ドキドキしながら中に入る。


誰もいない。

朽ちた木製の椅子、破れたスクリーンの奥に見える外の緑、崩れた天井から差し込む太陽の光……。

あああああああ、なんて素敵な…………!!

廃墟の美しさが圧倒的な存在感が迫ってまいりますですよ……!!

まじ大興奮……!!

どこもかしこも、いちいち絵になるのよ……。

何なのこの美しさ……。

ああ美しい……。

夢中で写真を撮りまくる。

二階にも上がれたけれど、床がヤバそうなので階段そばのドアから中を覗くだけにとどめる。

二階からも、スクリーンがよく見える。素敵なつくりだと思う。

もう一度一階に降りて建物の美しさを堪能していると、結婚写真撮影のカップルがやって来たので、お邪魔にならないよう移動することにした。

分かる人には分かるのね。廃墟の美が。

ここも2001年に歴史建築に指定されているから、いつか保存のために整備して文化施設とかにするのかもしれないし、その方が建物を残す意味ではいいんだろうなと思う。

けど、廃墟の美しさも捨てがたいなあ。うん。

でもでも、やっぱり、整備するなりなんなりして、いつまでもこの美しい建物が残ってくれたらいいな。

取り壊しとかだけは、絶対やめてほしい。

なんてことを想いながら、廃墟を後にした、がぁこだった。



2015年8月夏休み・南部放浪7泊9日バックパッカーひとり旅。57へつづく~



西螺戲院

住所:雲林縣西螺鎮觀音街2號

※がぁこが2015年に訪問した際は中に入れましたが、現在の状況はわかりません。


雲林県西螺に到着してから、ここまでの道のり。

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi