最近、ラーメンを食べる回数が増えている。
もともと、この8年、台湾でラーメンを食べる回数はそう多くなかった。
というのも、大学4年間は日本から持ってきた貯金を2年で使い切った後は、少額の奨学金と学内のアルバイトや学生支援で何とかギリギリの生活を送っていたし、大学院の2年間は奨学金が新たにゲットできたおかげでだいぶ生活は楽になったものの、学食や学生でもいける食堂以外の、学生にとってはお高いレストランで食事することはやはり少なかった。
だいたい。日本式のラーメン、本当に日本人が経営しているお店は1杯が200元以上する場合が多く、昼食代が80元とかの貧乏学生にはなかなか手がでなかった。(観光客だったころは200元なんて超安いと思っていたのに!)
かといって、台湾人が経営している「日式拉麵」は安いけど口に合わないことが多い。麺がやたら柔らかかったり、スープが味しなかったりぬるかったり。
日本から進出してきたチェーン店に行くと、台湾人向けにあわせてしまったのか、味がぼんやりしてる店もあったりして。(多くの台湾人にとって日本のラーメンは塩辛すぎるという。最近は日本旅行で食べ慣れてオリジナルを求める人も多いと聞く)
本当に長い間、台湾で日本式のラーメンをお店で食べることがほとんどなかった。
大学院を卒業して、今は会社勤めをしているおかげで、日本にいた時より全然少ないけれど、たまには外食しても大丈夫な生活になったからか、最近は時々1食200元以上の外食にも手を出すようになった。(本当に、大学時代はありえないくらい苦しかったのだ)
さて、らあめん花月嵐で食事したのは、ほんの偶然だった。
ある冬の日、高雄でひとり新幹線を待っていた時、出発までの小一時間にフロア続きの三越ですぐ食べられて予算200元以内で温かいもの、という条件に合うのがこの店だけだったのだ。
ニンニクげんこつらあめん(大蒜拳骨拉麵)170元+10%サービス料。
ラーメン食べるのにサービス料とられるのもイマイチ納得できないけど。三越のこのフロアでは一番安い部類。急いでるし、もうここでいい。
またどっかのチェーン店みたいに薄味になったラーメンが出て来たらどうしようかと思ってたけど、でてきたラーメンは、ほぼほぼ合格の濃さのスープで、失礼だけどちょっと驚いてしまった。
あら、大丈夫じゃん!!
麺も、スープも、にんにくも大丈夫じゃん!(驚)
今って、台湾でラーメン食べても大丈夫なのかな?
この時から。
ときどき、無性にラーメンが食べたくなって、しかたなくなるようになった。
とくに、日本人経営のお店を中心に、ラーメンを食べに行っている。
あんまり食べすぎると体に悪い気もするので週一とかはないけど。
やっぱり、日本のラーメン美味しい。たまらん。
デブにならない範囲で、これから少しずつ、行ったことないお店にも行ってみようと思う、今日この頃である。
花月嵐拉麵(台湾)
0コメント