さて、お次の目的地、楊氏宗祠(三級古蹟)にやってきた私。
とりあえず、門前の説明を読んでみると、ここは1923年に完成した伝統的な「四合院」という建築で楊氏という豪族の祖霊を祀る一族の祖廟だそうだ。
四合院というのは、方形の庭を囲んで東西南北に4棟の建物を持つ伝統的な建築様式。この建物も結構すごい凝った作りでお金持ちの一族だったんだなあというのが分かる。
開門予定の8時半過ぎても、門は閉まったまま。しばらく、そばの公園に座って待つも、誰かが明けにやってくる様子もなく…。
仕方ないので、門の隙間から無理やり外観撮影。
ここのお家は、前庭の池の浮島が陰陽になってるのが、特徴。奥の建物もやっぱり綺麗。中は入れなくて残念だったけど、見れただけでも良しとしよう。
待ってても時間がもったいないし、もうじき9時なので、先ほどの蕭家古厝にもどることに。
道路の矢印に沿って進むも、心細くなるような細い道。爆
途中で通りかかった西柵門(三級古蹟)。
台湾の古い街ではよく街の東西南北に門が見られる。その昔は、街は壁で囲われていて、門は関所のようなものだったようだ。
この説明を見ると、清代の1811年にこの門は作られて、本当は東西南北それぞれに門があったのだそう。
門の上に掲げられてる「褒忠」「懐忠」の字は、朝廷に対する反乱があった時にここの人たちが鎮圧に協力した武功を褒めた朝廷から賜ったものだと書いてある。
文字の横にある二つの丸い窓みたいなのは「銃眼」といって、ここから外に向けて銃をかまえていたんだそう。
え、ってことは、あんなせっまい場所に人間が籠って街道を監視してたってこと!? そんな物騒な時代だったのね…。
それと、銃眼の脇に描かれた頭が龍で体が蝙蝠の怪獣(って書いてあるけど聖獣ってことよな^^;)は、門を守護しているのだそうだ。
何てことなさそうなもんも、解説を読むとすごい歴史があって興味深い。
西柵門を抜けたところの路地は、アート活動をされているのか、あちこちのお宅に素敵な絵が描かれていた。
今ならインスタ映えってやつね。
あんまり可愛くて、ちょっと興奮!!
人通りがないのをいいことに、三脚立てて自撮り写真撮りまくってしまった。
すごい素敵な写真ポイントなので、佳冬に観光に来たらぜひ立ち寄ってほしい。
超おすすめ!
2015年8月夏休み・南部放浪7泊9日バックパッカーひとり旅。24へつづく~
小学校からここまでの散策地図↓
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