次の目的地は 寶覺禅寺 (宝覚寺)だ。
ひと昔前まで、宝覚禅寺の金の布袋大仏は日本のガイドブックの台中紹介ページでシンボル的存在だった。
わたくしも、いつかご尊顔を拝しに出向きたいと思ってたのだけど、今までなかなかタイミングが合わず。
今回は満を持して?宝覚禅寺を目的地のひとつに定め、出かけることにした次第である。
帝國製糖廠台中営業所から宝覚禅寺までの距離は3㎞ほど。
晴れてたらレンタサイクルで行きたかったが、雨模様で降ったりやんだり、時々強い雨も降ってくるため、台湾鉄道台中駅からバスで向かうことにした。
台中駅に到着して宝覚禅寺の最寄りのバス停に停車するバスを見ると、バス停Bから出発するとなっていた。
バス停Bに着くと、ちょうど乗りたいバスが発車するところで、ギリギリセーフで乗車できた。ラッキー!
10分かからないくらいで宝覚禅寺西側のバス停に到着。
そこからお寺まで歩いて5分かからないくらいだった。
宝覚禅寺に到着すると、何か催し物をしているようで受付みたいなテントがあって、信者さんと思われる大勢の人々で賑わっていた。
正門から金の大仏は見えなかったので、どこにあるのか分からず、とりあえず人の流れにくっついて正門から入って左方向に行くと、突き当りのお堂に人が入っていくのでここで聞けばいいやと、入口で受付のおじさんに布袋さんと木造のお堂の写真見せて場所聞くと、逆だと教えてくれた。
正門から右に曲がった方の突き当りにあるらしい。
教えられたとおりに歩いていくと、正門わきに日本人の慰霊碑遺骨安置所があるのに気が付いた。
宝覚禅寺は臨済宗妙心寺派で、日本統治時代の1927年に建てられた日本とかかわりが深いお寺だから、納得。
慰霊碑に頭を下げ、再度先ほどのお堂を背に門のもう一方の奥に進む。
こちら側の門のわきには催し物関連の大きなテントがあって、その先は誰も歩いていかないので不安になったが、奥まで行くと本当に金の大仏があった。
福々しくほのぼのした金の布袋さん。
結構大きい。
お寺の紹介では弥勒菩薩とされてるけど、どう見ても布袋さんだよね。と思ったけど、布袋さんは弥勒菩薩の化身とされてるんだっけ。
金の布袋大仏がある場所は裏庭みたいになってたけど、石灯籠とかの感じだとコンクリの建物でおおわれている木造のお堂が本堂か?(帰宅してから調べたらやはり木造のお堂が旧本堂だった)
石灯籠は日本統治時代のものの様子だったが、建立年代などは削り取られて見えなくなっていた。
さっき人がいっぱいいた正門前やあちらのお堂とは真逆で、ここには人っ子一人いない。
同じ敷地内とは思えんくらい誰もいない。静かだ。
と、ここで雨足が強まる予感。
あわてて布袋さん横の建物の軒先に入ったところでゲリラ豪雨となった。
タライの水ひっくり返したみたいな大雨。
台中は雨が少ないって有名なのに、逆に貴重な体験だわね。
傘も役に立たなさそうで、動けずしばし軒先で雨宿り。
少し緩まったところでコンクリの建物で覆われている木造のお堂側に移動。
雨宿りがてら中を外から拝見すると、建物は日本のお寺っぽい造りで、中には金色の仏様が3体並んでいらした。
中央の仏様の足元にミニ布袋さんがいらしたので、中央の仏様も弥勒菩薩様なのかな。たぶん。
一通り眺めたが、雨が止む様子がなかったため、小雨になるまでお堂の石段に腰を下ろして休憩。
待つことしばし。(おそらく30分くらい?)
小雨になってから次の目的地への移動を開始した。
外に出ても結局、木造のお堂はイベント催し物のテントで隠れてしまっていて、正面から見られなかったのがちょっと残念。
いつか機会があったらもう一度見学に来ようかな。
さて、また大降りにならないうちに、歩きますよ~!
2022年3月2泊3日台中ひとり旅6-DAY1-6につづく~
寶覺禪寺
住所:台中市北區健行路140號
時間:09:00~17:00
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