2022年3月2泊3日台中ひとり旅4-DAY1-4披露宴参加前乗り観光。帝國製糖廠台中營業所。旧製糖工場事務所の建築美を堪能♪

タロイモ豆花でほっこりしたがぁこさん、体力もスマホの電池も回復。

台中駅を左手に見ながら通過し、てくてくそのまままっすぐ歩いていく。

道なりに3~4分歩くと、前方に大きな池が見えてきた。

あそこが次の目的地だ。

正確には、池の向こう岸にたってる建物ね。

あちらは「帝國製糖廠台中營業所」という、日本統治時代の製糖工場の事務所跡。

このあたり一帯は戦前から戦後のしばらくの間、広大な敷地の製糖工場がドドーンと広がっていたそうだ。

目の前の池も、池の向こうのショッピングモールも、みんな製糖工場の敷地内だ。

池をぐるりと回って対岸へ。

入口に「歴史建築」と書いてあるように、ここは台中市の歴史建築に指定されている産業遺産だ。

建築は昭和10年、1935年とのこと。

建物正面にまわると、威風堂々としたお姿に萌えを感じた。素敵。

建築様式はアールデコ様式の要素がみられるそうだ。

正門上の幾何学模様の装飾がモダンだわね。

そしてその上の社章は「帝国製糖」の「Teikoku Sugar Company」ということかしら。

そして入口にはなぜか狛犬……。この人たちの由来はよくわからなかったけど、帰宅してから調べたら、もともと帝国製糖台中工場に置かれていたものだそう。

工場が移転した1990年代に新しい工場に移設されていたのが、2020年に戻ってきたんですって。おかえりなさい、ですわね。

入口に入場料の案内があったが、実際は無料で入館できた。

館内は物産館みたいになっていて、3月だったけど旧正月ぽいイベントを開催していた。

(ちなみに上の写真の龍は米粒を積み上げて作ってあった。細かい芸当に慄きました)

建物の中も素敵です。

天井が高くて、駅などでもよく見かける丸い窓「牛の目窓」とか、レトロ建築につきもののエッセンス満点!

素晴らしい。他の建物はなくなってしまったけど、事務所だけでもよくぞ取り壊さずに残してくださった。

奥にはカフェもあったけど、お腹もすいてないし、このあと別の場所でまだ食べ歩きするのでチラ見のみ。池が見えて素敵そうな空間だった。

あと、建物には関係ないけど、館内のお手洗いはカフェ利用者しか使えないとのことで、一般の参観者は建物裏の庭園の中を歩いて行った、ちょっと離れたところにあるお手洗いに行ってください、とのことだった。

この時気が付かなかったけど、裏の庭園にはサトウキビ畑とか軽便鉄道のレール跡とかがあったらしい。見れなくて残念無念!


閑話休題。


建物の美しさを堪能して大満足のがぁこさん。

次の目的地は少し遠そう&雨天のためレンタサイクルは危険と判断、いったん駅へ向かうことにしましょう。



2022年3月2泊3日台中ひとり旅5-DAY1-5につづく~



帝國製糖廠台中營業所

台中市東區樂業路30號

10:00~18:00、月曜休館

↓ 豆花屋さんからここまでのルート

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi