6月のとある週末に、久しぶりに北投へ遊びに行った。
久しぶりに、北投市場の魯肉飯を堪能したかったのだが、市場に到着したのが11時ごろと、完全に出遅れたせいで、すでに二階から一階の階段の下にまで長蛇の列ができていて、断念。(あ、この店の紹介をまだしてなかったかも! 今度また改めて紹介させてください)
殆んどこのためだけに北投まで来た私。かといって、気分がなえて、別のお店を探す気にもならず。
市場の表に出てきたところで、ちょうどMRTの駅に行くバスがやってきたので、もうMRTに戻ることに。遠回りの路線だったけど、駅に着くならどこでもよし。
まだ昼前。
どうしよう。なんか勢いがそがれたけど、どっか楽しいところに行って気分をあげたい。
楽しいところ。近所で。どこがいいかな?
あ! 去年行った、MRT芝山駅の猫カフェ小猫花園はどうかな?
去年遊んでくれた、ハチ割れの赤ちゃん、もう大きくなってるんじゃないかしら?
そうだ、猫カフェ行こう。
そうしよう。
MRTに乗ってる間に、小猫花園の営業時間をGoogleマップでで確認していると、すぐ近所にも、もう一軒、何やら評価の高そうな猫カフェがあることに気がついた。
元氣貓主題樂園。
あれ、なんだろう、私の猫アンテナにものすごくひっかかる。
営業時間を見ると、12時開店とある。時計を見ると、あと10分ほどで12時。
これは、神様が今日は新規開拓でここに行きなさいと、教えてくださってる!?
MRT芝山駅2番出口からまっすぐ歩いて、だいたい3分くらい。
大通りを渡ったところに目的地発見。
入口にお店のルールが貼ってあった。
※入店後、何も注文せずに店を出た場合、参観料が必要。10分以内であればひとり100元、10分以上だと店内消費のミニマムチャージと同じひとり220元。
※12歳以下の児童の入店禁止
※ペット同伴禁止
※飲食物の持ち込み禁止
※猫のおやつ持ち込み禁止。猫にあげられるのはお店で販売しているおやつのみ。
…などなど。
チャイムを押してドアを開けてもらうシステム。何かひとんちみたいね。
12時になってたのでチャイムを押してみる。
反応なし。
驚かない。台湾で店が時間通りに空くなんて、開いてたらラッキーくらいのもの。いい加減慣れた。
さらに2、3度押してみても反応がないので、電話をかけてみる。電話も反応がない。
それでもめげずに何度も電話をして、やっと気がついてもらえた。
「仕込みしていて聞こえなかったの~」
とは、奥さんらしい女性。
私が一番乗りのようだった。(すいません、しつこい客で)
お店の入り口でスリッパに履き替えて、手をアルコールで消毒して入店。
案内されたのは、入り口の角の席。
「何か随分はしっこだなあ」と思ったのだけど、昼食をカウンターで注文して帰ってきたら、グレーの巨大なモフモフさんが私のテーブルを占領していらしてるのを発見。とたんにすごい当たりの気分になった。
「なんていい席なんだ!」オーナーありがとう、私にこの席をくれて!!
現金な私。
グレーのモフモフさん。
「なに、文句あるのか? ここは私の席だが」
メンチ切られてます。
かわゆいです!! 文句なんかありません!!!!
どうぞ、お好きなだけ、お座りください!!
食事ができるのを待ってる間に、続々とお客さんがやって来た。大人気のお店のようだ。
しばらくして、私のランチ牛丼定食がやってきた。
テーブルの上にはまだ先ほどのグレーのモフモフさんが陣取ってらっしゃって、オーナーが「どけましょうか?」とおっしゃってくださったのだけど、可愛いから「このままで大丈夫です☆」と、猫さまのお邪魔にならないようにトレーを置いてもらった。
ドリンク付きで350元。
普通のカフェでこの内容で350元って高いと思うかもしれないが、猫さまたちの生活費も含まれていて、私の消費が猫さまたちの助けになるのだと思うと、ぜんぜんOK。
牛丼は、家庭で作る感じの味で、普通に美味しい。みそ汁は台湾では珍しく、甘くない、ちゃんとしたみそ汁だった。もう少しだしが効いてて味噌が濃かったら完璧。
ご飯の量がちょっと多かったけど、朝から何も食べてなかったので、この時ばかりはちょうどよかった。
食後に改めて猫さまたちをお訪ねしてまわる。
どうやら、大型猫のメインクーンのご家族が中心メンバーの様子。
黒とグレーミックスの方。
三毛さん? 目つきが鋭くていらっしゃる。うふふ。
こちらの方はチンチラ?
スコティッシュフォールドさんかしら?
クロネコさんは、おしりをパフパフしてもらうのが好きみたいで、叩くのをやめると続けろ催促がすごかった。でも時々、急に飽きたりして。猫らしくて可愛い。
こちらのトイレの守り人さんは、抱っこ要求がすごくて、マジで超癒された。
猫カフェで自ら進んで抱っこされにきてくださる猫さまって、貴重!
帰ってきたら、グレーの方が起きてらした。
なぜ椅子の影からガンとばしてらっしゃるの。かわいいぞ。
どうぞ、飽きるまで、お好きなだけお座りください。
私も持参した雑誌を読んだり、ネットを見たりして、のんびり過ごさせてもらった。そのうち、グレーの方も体勢を変えてまたお休みになったりして。
14時頃になると、お店は奥の方まで満席で、若者も多くなってちょっと騒がしくなった。猫さまたちは、あんまり騒がしいのはお好みではないと思うのだけど、大丈夫かしら。
私の目の前で寝てるグレーの方をしつこくなでなでしに来たお客さんがいて、それもその人は常連ぽいのだけど、そのおかげでグレーさんが高いところに逃げて行ってしまわれ、私としては残念無念。
私はたまーにそーっとお背中なでなでするくらいで、猫さまお起こしして嫌がられるようなことはしないようにして、くつろいでいただいてたのに。ぐすん。
猫カフェでは、どんなに心が萌えて猫さまにふれたくても、猫さまが乗り気でなかったら、そっとして差し上げるのがマナーだと思うんだけど…。
あと、「きゃー! 可愛い!!」とか、高い声の大声も良くないと思うな。
猫さまがいらっしゃるところに、お邪魔させていただいて、癒しをいただくのが猫カフェ。
心して、猫さまに嫌われない客でありたいと改めて思った。
そんなこともあったが、3時間、モフモフのみなさまに囲まれて、とてもとてもハッピーな時間が過ごせて大満足だった。また絶対行く。近いうちに、絶対!!
元氣貓主題樂園
住 所:台北市士林區德行西路93巷2弄13號
地 図:https://goo.gl/maps/3os33Kf8fjL2
電 話:02-2835-3336
営業時間:火曜~金曜14:00-21:00、土日12:00-21:00、月曜定休
ミニマムチャージ:ひとり220元。
※座席利用制限時間は3時間。
※入店後、何も注文せずに店を出た場合、参観料が必要。10分以内であればひとり100元、10分以上だと店内消費のミニマムチャージと同じひとり220元。
※12歳以下の児童の入店禁止
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