八時神仙草 中山店。台湾ハーブ仙草ゼリーで暑気払い♪

肥前屋でうな重を満喫して、MRT中山駅に戻る道すがら。

路地にたたずむお洒落なお店発見。

カフェかしら?と思ってっ店名を見てみると「八時神仙草」とある。

きゃ~! これって、前に赤峰街で見かけて入ってみたいと思ってるうちに、いつの間にかなくなってたお店じゃない!!

こんなところに移転してたのか。

あらまあ。これも何かの縁ね。

神様が今デザートを食べよとおっしゃってますね、分かりました。

ということで、デザートタイムに突入。


注文はテイクアウトもイートインも店頭で支払いまで済ませるシステム。

会計時に渡された呼出ベルをもって席で待ち、ベルが震えたらカウンターに頼んだものを取りに行く流れになっていた。


私が注文したのは人気商品らしき仙草ゼリーとトッピングの盛り合わせ「芋泥嫩仙草盛盤」89元。

仙草ゼリーの上にはタロイモペーストと小豆餡。別盛でタロイモ&サツマイモ団子とタピオカ、紫米も付いている。

トッピングがこんなについててこのお値段って、なんて神コスパ!


そうそう、改めて説明すると、仙草というのはシソ科の植物で、暑気払いや解熱に効果のある薬草だ。

台湾では乾燥させた仙草を煮詰めてお茶にしたり、それを冷やしてゼリーにしたりする。酷暑の台湾の夏に欠かせない薬膳ドリンク&スイーツなの。

こちらのお店の仙草ゼリーは、仙草を8時間かけて煮て作っているとのこと。

食べてみると、ほんのり薬草の香りがするゼリーで、食感はぷるんぷるんのとぅるんとぅるん、切れそうで切れないわらび餅みたいな、超柔らかいのに弾力ありまくりの、例えるならスライムのような……とにかく柔らかい。

甘さは控えめで、やさしい黒糖の甘さが、ほのかに苦みのある薬草の風味と、お互いに引き立てあっていて、とても美味しい。

ただ一つ難点は、お皿が浅くて、とろんとろんで、スプーンからするんするんと逃げる仙草ゼリーが掬い辛い! 気を付けないとゼリーがお皿から外にダイブしそうになっちゃう。

もう少し深いお椀か、スプーンが金属のレンゲタイプだったらもっと食べやすい気がする。

最初、芋団子とか別盛にしなくても、一緒に盛り付けたらいいじゃん、って思ったけど、浅いお皿にびっちりゼリーが入ってて、しかもゼリーが軟体動物のごとく逃げ回るし、一緒に盛り付けるのは無理なんだな、とよくわかった。

半分近くゼリーを食べて、やっと別盛のトッピングを投入したら、溢れそうになったからね!

そうそう、トッピング!

ゼリーの上のタロイモペーストも、甘すぎない、すごく私好みのタロイモだった。

これは、タロイモ好きのお友達が絶対好きなやつ。

小豆餡とタピオカは普通。普通に美味しいということは尊いね。

タロイモ団子とサツマイモ団子も、しっかり芋芋した味がして、程よく柔らかく、弾力もあったすごい美味しい。

紫米は、それ自体はそんなに甘くなく、ぷちぷち&もちもちの食感を楽しむ感じだと思われる。


一つ注意。

総合的にとても美味しいのだけど、結構お腹にたまるので、お腹が空いているときに食べたら、きっともっともっと美味しく食べられると思う。

わたくしは、うな重のあとに続けて食べて、仙草ゼリー食べ終わった後はしばらく満腹すぎてお腹が重くなりました。

二人でシェアもイイかもだけど、ゼリーが逃げるから難しいかもですよ~~

お店もすごいお洒落で居心地よし。

駅から少し離れてるけど、散策途中にお茶しながらおしゃべりにおすすめです♪



八時神仙草 中山店

住所:台北市中山區中山北路一段135巷5號

時間:12:30~21:00

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi