台湾の「牛軋餅(ヌガークラッカー)」が韓国人観光客マストバイのお土産になっているらしい。
これは数年前からすでにそうだったらしいが、わたくし不勉強で存じませんでした。
牛軋餅(ヌガークラッカー)というのは、青ネギ入りのクラッカーでヌガーをはさんだお菓子。
食べたことがないと、「クラッカーと甘いヌガーなんて合うの?」と思うのだが、食べてみると、甘じょっぱい組み合わせがクセになっちゃうのだ。初めて食べた時は驚いたものです。
ヌガークラッカーに特にこだわりのないわたくしは、昔初めて食べたパン屋の「一之軒」のヌガークラッカーがスタンダードだと思っていて、ほかのメーカーを自ら試したりしたことはあんまりなかった。
ところが、この間、youtubeで韓国人youtuberの女の子が、韓国人観光客が熱愛する台湾の3店のヌガークラッカー食べ比べ企画をしているのを見かけて、なんだかとっても美味しそうで、私も食べ比べしたくなってしまったのです。
紹介されていたお店は、永康街の「甜滿」、金山南路の「蜜密」、最後は永康街のギフトショップ「來好」の3店。
そこで、4月のとある休日、まずは永康街の「甜滿」に行ってみた。
営業時間は9時から売り切れまで。件の動画では、あまりの韓国人の人気ぶりで朝7時から並ばないと買えないくらいだといっていた。
実際動画でもすごい行列だったけど、そこまで早くなくてもイイでしょと、8時半過ぎに現場に到着してビビりました。
お店の前から角を曲がって、次の路地までどこまでも続く長蛇の列……。
地図でいうとこんな感じ。休日っていうのもあると思うけど、すごい、驚くばかりの長い列よ。(私は到着して地図の一番下の徒歩ルートの最後のところから並び始めた)
一応並んでみたところ、9時になって店員さんが出てきて、「このあたり後半は恐らく売り切れます~」と中国語と英語で案内しながら行列の最後まで歩いてお店に戻って行かれた。
それでもほとんどの人がそのまま行列。しかも行列はまだまだ長くなる。
私も一緒に並んでいたが、お店のそばの角に近づいた9時半に、またお店の人が出ていらして、「この辺りは恐らく売り切れます、すみません」と案内されていたので、こらホントにあかんわねと思い、がぁこさんはここで脱落した。
お店の正面に行くと、そこでも「この辺りは恐らく売り切れます~」とやっていた。
なので目測としては、開店前にお店そばの角から少しのところまでに並んでいた人は買える可能性がたかそう。今回は縁がなかったので、いつか早起きできたらまたチャレンジしてみよう。
で、続いては、金山南路の「蜜密 Mimi Cracker」にやってきた。
お店の看板にハングルが書いてあるって、やっぱり韓国人観光客が多いお店なのね。
Google先生にお伺いしたところ、こちらのお店は、ヌガークラッカーの元祖行列店とでもいうようなお店みたいで、コロナ前の4~5年前は韓国人観光客が開店前から大行列を作っていたとかで、さきほどの「甜滿」のような状態になっていたそうだ。
この日私がお店に到着した9時半過ぎには、パラパラと買って出てくる人はいるけど、行列はなく、カウンターにも商品が積み上げられており、サクッと1箱購入できた。
蜜密は人気店になってもう何年にもなるから人気が落ち着いたのかな。きっと。
箱は小さいけれど、1箱16枚入りで200元。賞味期限は2週間。裏に貼ってあったラベルを見るに、私が買ったものは製造日から2~3日たっていた模様。
個別包装ではなくまとめて入っているため、開封したら早めに食べきらなくてはいけない感じ。
一人で食べ続けるのはしんどいし、この日は蜜密だけにして、あと2店のはまたの機会にトライすることにした。
持ち帰って、さっそく試食タイム!
見た目は、よその一般的なヌガークラッカーとそう変わらない。
ただし、サンドしてあるヌガーが見るからに柔らかそう。
というか、ものすごく柔らかくて、気温が高めだったせいもあってか、とろけだすようにはみ出したヌガーが箱にひっついて、箱から取り出すときにねりっと引きはがす勢いだった。
アップの写真でどんだけ柔らかそうかお分かりいただけるだろうか。
夏はたぶん、買ってすぐホテルに持って帰るか、保冷バッグでもないと、どろどろになっちゃいそうな雰囲気だ。ものすごく柔らかい。
(硬くなるので冷蔵庫不可ですって。冷房のある部屋くらいかしら)
食べてみると、見た目通り、ヌガーがほんとうに柔らかい。
スーパーとかで売ってるのとは雲泥の差。別物かっていうくらい柔らかい。
キャラメルみたいだけど、歯につかない絶妙な柔らかさ。
甘さも甘すぎず、ミルクの風味がとても良い。
クラッカーの部分はヌガーが柔らかいせいか、製造日から日にちが少し経ってたせいか、ややしっとりめで、サクッと感はやや足りないかも。でもクラッカーの味はとても好き。ネギはやっぱり必要だね。
このヌガーとクラッカーの部分を一緒に食べると、甘じょっぱくて、とても美味しい!
とくに、1枚目の一口目の感動がとても大きかった。
ひと口、ふた口、1枚、2枚となんだか止まらなくなり、6枚一気食いしたところで、さすがに口が飽きてきて試食終了。
美味しかった。これは、お土産にもらったらうれしいかも。
私も、今度日本に帰るときお友達に差し上げたくなりました。
こうなると、やはりほかの2店のも気になるなあ。
ネット情報によると、永康街のギフトショップ「來好」も行列は必要ないらしい。
次はたぶん、これかしら?
また買えたらここで報告しますね~♪
蜜密
住所:台北市大安區金山南路二段21號
時間:09:00~13:00、月曜定休
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