10月末から約3年ぶりに、日本に帰省したがぁこさん。
11月某日に再び台湾へ戻り、翌日から7日間の自主防疫(自主健康管理)に入った。
簡易キットで陰性が確認されたため、通常の生活に戻っていたのだが、自主防疫最終日に簡易キットに陽性らしき線が出現。
自宅近所の診療所ドクターによるオンライン診察の結果、感染が確定し、症状を和らげるための薬を処方され、ひと段落。
だったのだが、ここで重大な問題に直面してしまった。
そう。
がぁこさんは、おひとりさま。
すなわち、一人暮らしである。
お世話してくれる人がいないのだ。
それだけでなく、陽性が確定してしまった今、この瞬間から6日目まで外出禁止の身となってしまったのである。
ひとりで、外出禁止で、どうやって薬を取りに行けばいいのだろうか。
やばい。詰んだかもしれん。……熱とは違う汗が流れる。
どうしよう。どうしよう。どうしたら。
焦っていると、熱でボケっとした脳みそに一筋の光が差した。
そうだ! 大家さんにお願いしてみよう!!
そうなのだ。
私が住んでいるアパートの階下には、大家さんご一家がお住まいなのである。
入居してからこれまで大変お世話になっており、「困ったことがあったらいつでも言ってね。海外でひとりで大変でしょう」とおっしゃってくださっていたのだ。
図々しいとは百も承知だが、外に出られない身。
急いで大家さんにラインを送り、「コロナに感染確定しましたが、外出できなくなりましたので、薬を取りに行けません。診療所はアパートの近くで夜9時過ぎまでやってますので、お薬を代わりに取りに行っていただくことは可能でしょうか」とお願いしたところ、速攻でお返事があり、薬の受け取りとりばかりか食料品の買い出しまでしてくださることになったのだった。
その日の夜の8時過ぎには薬を届けてくださって、翌日午後には仕事を抜け出して食料品を買いだして届けてくださった大家さんには、感謝してもしきれない。
そして、翌日から5日間の自宅療養が始まったのだった。
台湾でコロナに初感染。療養記録②につづく~~
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