台湾再入国後の自主防疫最終日にコロナ感染確定…。

10月末から約3年ぶりに日本に帰省し、11月某日に再び台湾へ戻ってきたがぁこさん、。

台湾入国翌日に行った簡易検査キットによる抗原検査が陰性だったので、通常の生活を再開した。

ただし、台湾入国者は入国日を0日目として、その翌日から7日間の自主防疫(自主健康管理)期間となるため、この間は2日に1回の抗原検査を行い、陰性であれば引き続き外出が可能となる。


熱が出た

台湾に戻ってきてから体調もすこぶる良く、検査結果も陰性が続いていたので、そのまま自主防疫も終了すると思われた、自主防疫6日目。

お昼過ぎに、なんだか寒気を感じた。

しかし、11月のその日、台北の気温は30度近くで寒くはない。

そのうち、なんだか背中が痛いような気がしてきた。寒気も増してきた。

これはおかしいと思い、午後早めに帰宅し体温を測ってみたところ、なんと38度と発熱していた。

ええええ!?

この前日に抗原検査した時は陰性だったのと、熱の出方がおなじみのインフルの時の感じによく似てたのでインフルを疑うが、熱と背中が痛い気がする以外は体は元気である。

「とりあえず翌日が自主防疫最終日なので、最後の検査結果を見て考えよう。

 たまたま熱出てるだけかもしれないし。」

などととのんきに考え、とりあえずインフルの時でも飲んで大丈夫な解熱剤を飲み、その日は就寝した。


陽性…なのか??

そして、自主防疫最終日の朝。

昨日の解熱剤が効いたか、この時点での体温は37度ちょい。だいぶ下がっている。

簡易キットの検査の結果も、陰性がでた。

そのため、その日は昼間外出はしたものの、念のためもう一度簡易キットで検査をしてみたところ、見えるか見えないくらいの薄い線が陽性のところに見えた。

簡易キットの説明書と使い方の動画によると、「どんなに不明瞭な薄い線でも陽性」と書かれている。

これは、もしや本当に陽性なの…か…!?


陽性になったら、どうしたらいいの!?

青天の霹靂である。

何度見ても、やっぱり薄い線があるように見える。

え、でもそしたら、どうしたらいいの!? 勝手に医者とか行っちゃダメなのよね!?

中央流行疫情指揮中心が出してる新型コロナウイルス感染症 対応フローチャートを見ると、

「簡易キットで陽性反応→リアルの病院かオンラインで医師の診察を受診→医師が陽性であると確認→感染確定→医師が政府に通報→薬の処方→薬受取→服薬」とある。

なのでQRコードから衛生福利部疾病管制署のサイトに飛ぶと、の実際に診察が可能な病院リストがあり、その中に台湾大学付属病院の名前もあった。

また熱が出てきていたが、陽性と思われる人は公共交通機関に乗ってはいけないとあったため、レンタサイクルで現場に向かってみると、書いてあった場所は閉まっていた。説明を見るに午前中しかやってないか、もう今はやってないか、いまいちよくわからなかったが、とにかく閉まっていた。

受付でも筆談で聞いてみたところ、オンライン診療じゃないとだめだという。

ますますよくわからない。

リストにあったほかの病院にも電話をしてみても、もうやってないか今日は診療終了か、早口の中国語でいろいろ言われてますますわからない。

そのうち熱が上がってきたのか、変な汗が出てきたのでいったん帰宅。


ようやくオンライン診療受診

パソコンでオンライン診療について調べると、「健康益友」というアプリをダウンロードして予約する、というような説明が出てきたのでダウンロードしようとしたがうまくいかず、この方法は断念。

もう一度パソコンで先ほど病院リストを見たサイトをひらき、今度は自宅療養対応の診療所リストPDFをダウンロードして検索をかけると、自宅近くの以前何度か行ったことがある内科がヒットした。

すでに夜になっていたが、この診療所は夜遅くまで診療しているので大丈夫そう。

ただ、この時点でまた熱が38度に上がっており、のどが痛くなってきていた。

急いで診療所に電話し、電話に出たスタッフの方に「どうも簡易キットの結果が陽性のようなのだけど、診療所に行って診てもらうことはできますか?」と聞いたところ、「陽性が疑われる人は直接来られません。オンラインじゃないとだめですよ」とのお答え。

先ほどの大病院だとここで回答が終了し、私を途方に暮れさせたのだが、こちらの診療所はスタッフの方の対応が優しかった。

すがる思いで再び「あの、ではオンラインはどうしたらいいのでしょうか」とお聞きすると、「診療所のラインを友達追加してくだされば、オンライン診療可能ですよ」とのお答えが!

え、そんな簡単なの!? マジで!? スタッフのお姉さまが女神さまに感じる。

そのまま電話しながら診療所ラインのIDを教えてもらい、友達に追加すると、スタッフの方がその場でオンライン診療の予約を入れてくださり、そのあと割とすぐにドクターにオンラインで見てもらうことができた。

結果としては、ドクターは疑わしい薄いラインが出た簡易キットを見て「陽性ですね」と即断。

身体の調子、体温、症状の経緯などを聞かれ、薬を出してくださることになった。

しかしいつ感染したというのだろう。

台湾に到着してから自宅にいる時はマスクしてなかったけど、外出時にはずっと食事と飲み物飲むとき以外はマスクしてたよ?

今流行ってる、恐らく私が感染したオミクロン株の感染から発症までの潜伏期間の中央値は約3日間らしいから、台湾に到着してから感染したのか?

謎だらけだが、とりあえず、感染確定で結論がでたので仕方がない。

日本の家族や面会した友人に連絡したが、皆様はお元気だったので、そこは一安心。


しかし、この後、一人暮らしのがぁこさんには大問題が待っていたのであった……。



台湾でコロナに初感染。療養記録①につづく~


台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi