次の目的地「曹洞宗大本山台北別院鐘楼」へは、東和禪寺の正門を出て右、先ほどの緑地を入ってきたところから反対側の出口に向かって進んでいく。
レンガの壁が途切れ、網フェンスとなり、通路も細くなって、「ホントにこの通路であってるのかしら?」とやや心配になったところで目の前に鐘楼が現れた。
右手を振り返ると、フェンスに先ほどの入口にあった野と同じ「曹洞宗 東和禪寺」と書かれた黄緑色の看板があったので、正しくここが鐘楼と東和禪寺を結ぶ通路であるらしい。
鐘楼の足元の通路は通過できるようになっていたので、中に入ってみた。
通路の中央、鐘の真下は吹き抜けになっていた。もし鐘を撞いているときにここに立てたら、すごい音が響きそう。
鐘楼の正面にまわってみた。
こちらからの様子は、たまに前を通りかかったときに見るのでなじみがある。
奥にお寺があるというのは、通りから中が見えないので、今回の散歩を計画するまで知らなかった。台北まだまだ奥が深い。
鐘楼の二階に吊るされている鐘は、修復されて音が鳴るようになっているらしい。
イベントとかで鐘を撞くこととかあるのかしら。除夜の鐘とかしてくれたらいいのになあ。
正面側の林森南路の石垣に、曹洞宗大本山台北別院と鐘楼についての詳しい説明が掲示してあった。内容は東和禪寺のHPとほぼ同じだが、当時の建物の配置図があって、勉強になった。(お寺の歴史については前回のブログをご参照ください)
鐘楼の後ろの台北市青少年発展處のビルが建ってるところが別院の本堂があったところだそうだ。大きいお寺だったようだ。
建物も日本建築の特徴がきちんと残っていて、歴史を感じさせる。
貴重な歴史遺産のため、1997年には台北市初の市定古跡のひとつに指定されている。
石灯籠も置いてあり、和の雰囲気が濃い場所になっている。
桜の樹も植えてあったので、開花の時期にはもっと日本気分を味わえそう。
素敵な場所だったわ。
次の目的地へは、ここからMRT台大醫院に移動して、MRTで向かいます。
2022年1月お正月は日本のお寺巡りでエア帰省③につづく~
曹洞宗大本山台北別院鐘楼
住所:台北市中正區林森南路85號
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