また少し前になるが、4月のとある日の夕方、用事があって龍山寺近くにいた時のこと。
その日は雨で肌寒くなったにもかかわらず、うっかり薄着で出てきてしまい、がぁこさん、鼻水垂らしてガクブル状態になってしまった。
何か温かいものを食べて、体を温めなければ。
手っ取り早く、汁物がいい。
帰宅まで我慢できん。今すぐ温まりたい。今すぐ、何か温かいものが食いたい!
なんかないのか!
と震えながら歩いていて目の前に現れたのがこちら、「兩喜號 西園店」だった。
兩喜號って、スルメのあんかけスープが有名なお店よね!
ナイスだわ、ここに入ろう!
と、お店に駆け込んだがぁこさん。お店に入って、ちょっとびっくりした。
なんか、お店が綺麗で若い感じになってる!? 壁にかわいいお店のキャラクターの絵とか描いてあるし。なんか、昔とイメージがちがう?
兩喜號、確か何年も何年も前に、華西街夜市のほうの本店には行ったことがあったんだけど、その時は昔ながらの食堂だったと思う。
最近、老舗がどんどんリフォームで綺麗になってる流れのあれなんだろうな。
清潔度が増して、観光客もさらに入りやすくなったのではないだろうか。
ちゅうか、ゆるキャラかわゆいな。
左がイカ君なのはなんとなくわかるけど、右は魚のなにちゃんだろう? そのまま日本風に読んだらマルコメちゃんだけど。(中国語の醤は「~ちゃん」のことなのだ)
さて、食事である。
前に食べたのが何年前かも忘れたけど、スルメのあんかけスープが美味しかったのを覚えている。確か、ごぼう天も食べたと思ったけど、今回はどうするか。
写真入りのメニューには日本語も書いてあって、超親切な観光客向けの仕様。
写真を見ていて、イカとかエビのつみれとかが入ってる綜合(ミックス)が気になったけど、大サイズしかなく、ただ温まりたいだけでお腹はそんなに空いてないのもあり、結局、基本のスルメのあんかけスープ「魷魚焿」の小60元、麺無しをセレクト。
これだけだと寂しいので、おかずに魚のから揚げ「炸魚塊」50元も追加。
注文票をスタッフのお姉さまに渡すと、ふたつとも割とすぐにやってきた。
スープにはスルメとスルメのつみれ、あと魚のから揚げで、タンパク質祭りね!
まずはスルメのあんかけスープ。
なんか、記憶にあるより美味しかった!
熱々で体に温かさが沁みたのもあるかもだけど。
パクチーもがっつり入れてくれてて、あっさりスープに台湾のウスターソース的な黒酢が少しかけてあって、そのバランスがとてもよかった。
スルメの身もぷるぷる弾力があり、うまみもあって美味しい。つみれも美味しい。(←語彙力増やせ)
何より、スープで体が温まる~~!! サイコーーーー!!
とハフハフ、あっという間に完食。
したら、お椀の底に「大吉」って書いてあって、ほっこりした。
優しいサービスだね。笑顔をくれて、ありがとね。
魚のから揚げも、とっても美味しかった。
まあ、小さいのが5つで50元ていうのは、そんなに安くもないんだけども。
魚のから揚げというと、私の中では南部で食べた土魠魚(サワラ)のから揚げが一番美味しかったと思ってて、台北ではなかなかあのレベルの魚のから揚げには出会えないなあとも思ってて。
ここの魚は何の魚か書いてなかったけど、味的にはたぶん土魠魚。台北で食べる魚のから揚げとしては、結構レベル高いと思う。(←何様)
まず、衣がいい感じにサクサクしてるし、魚の身本体も変な臭みもなく、から揚げだけど身がパサパサしてなくて、ふわっとしてて、とても美味しかった。
揚げたてではなく、温かいけど少し冷めててこんな感じだから、揚げたてに当たったらもっともっと美味しいに違いない。
スープとから揚げで体も温まって、美味しかったから気持ちもほっこりした。
この店、いいね!
改めて、好きになりました♪
兩喜號 西園店
住所:台北市萬華區西園路一段194號
時間:10:00~23:30
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