三仙台のアーチ橋を渡った先の「三仙台嶼」は、映画「ジュラシック〇ーク」を思わせる原始の自然が広がる小島だった。
ものすごくいい天気の中、島内探検スタート!
地図によると、奥の丘の上に灯台があるとのことなので、灯台登頂を目指す。
スタート地点からしばらくは、パイナップルに似た実がなるアダンの樹に囲まれた木道の遊歩道を進んでいくので橋さえ渡れれば子供もお年寄りも余裕で歩ける。
最初の岩の丘に突き当たったところに東屋があり、遊歩道が左右に分かれいるが、丘の周りに沿って進むと反対側でまた遊歩道が一つになる。(上の写真の風景)
さらに遊歩道を進んでいくと、奥の丘のふもとで遊歩道は行き止まりになっており、そこからまっすぐ丘の上に伸びていくけもの道っぽいものが続いていたが、あちらは登らないほうがいいルートだ。
正解は、行き止まりから右方向の海岸に降りていくけもの道?だ。
そちら側には「歩道上を歩いてください。岩礁地形では安全に気を付けてください。」と書かれた赤い看板が立っているので、その先に足を進めていく。
ちなみに、遊歩道を歩いてきた人の大半が行き止まりからUターンして橋に戻っていた。
行き止まりから岩礁が続く海岸に向かって歩いていくが、見たところ誰かが歩いた痕跡はあるが、道らしきものはない。
やっぱり迷子になったのではないだろうか……。
周りに人がおらず、不安を覚えつつ進むと、足元をコンクリートで補強したスロープや段などがあり、やはりここが歩道なのだと再確認。
しかし、視界が開けた岩礁にでると、やはり道はなさそうで困惑する。方向を示す標識もない。本当にここを歩くのか!?
前方に目を凝らすと、向かいの斜面に手すり付きの階段が見えた。
下の写真は望遠拡大撮影したものである。
地図で見ると距離感がいまいち分かりづらいが、きっとあれが灯台に続く階段なんだろう。あそこに向かえば正しい道筋が確認できるだろうと思い、岩礁を進む。
途中で向こうから帰ってくる人たちに遭遇したので、迷子ではなさそうだとほっとした。
向かいの斜面の足元手前には標識がたっていた。
右方向は「燈塔(灯台)」とあり、あちらに進むとおそらく先ほどの階段に続くと思われる。
左方向は「合歓洞」とあり、洞窟に続いているようだ。出発前に見た台湾人のブログにも洞窟が出ていて気になってたので、まずは洞窟を見に行くことにした。
誰もいない小道を上がっていくと、ほどなく縦長の洞窟が現れた。
一応木道もあって歩きやすそう。さりげなく小さな看板で「毒蛇注意」とか書いてあるに気が付いて、ちょっとヒヤッとしたが、洞窟の中に足を進めた。
洞窟の中は、ほぼ真っ暗! 空気も心なしかヒンヤリしてる。
入り口から離れると前がほとんど見えないくらいで、携帯の灯りで足元を照らして進む。
とはいってもすぐに前方の出口から漏れる光が見えてきたので、そこまで怖くはない。でも結構スリリング。
洞窟の向こうは、岩礁の海岸だった。
さっきまでいた海岸とは逆方向になるのかな。たぶん、丘の向こうに出たんだろう。
遠くに釣り人の姿が見えたけど、危なくないのかなあ。いや、普通に危ないよね。怖
この岩礁を伝ってさっきの標識のところに戻れたりするのかなと思って、少しだけ歩いてみたが、どうもそんな様子はなく、マジで危なそうなのでもと来た道を引き返し、標識の場所まで戻ってきた。
今度は、灯台方面に向かって歩いてみることにしよう。
2019年4月3泊4日台東・屏東・台南ひとり旅5-DAY1-5につづく~
東部海岸国家風景区三仙台ビジターセンター
住所:台東縣成功鎮基翬路87號961
時間:08:30~17:00
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