昨年11月に青年公園ちかくの「大三元豆漿店」のボリューム満点の蛋餅を食べて、豆乳店の朝ごはんの美味しさと楽しさを久方ぶりに味わい、豆乳店スイッチが入ったがぁこさん。
12月になっても、年が明けて1月になっても、スイッチは入ったまま、何ならアクセル全開。
そんなこんなで、1月もあっという間に最後の週末になり。旧正月前の休日には「張吳記麵餅舖」でワタシ史上最高の厚焼餅に出逢ってしまい、ますます豆乳店スイッチが燃え上がったのだが、その後迎えた2月はほぼ毎日雨。雨。雨。雨……で、行きたい気持ちと裏腹に、全然豆乳店に行くことができなかった。
のだが、最後の最後、2月末になってようやく、太陽が顔を出すようになった。
おかげで、やっと、休日に豆乳店に行くことができたがぁこさん。
この日やってきたのは、MRT麟光駅そばの「和記豆漿店」さん。
こちらは実は、旧正月前の朝食ハシゴのあの日、本当は最初に行きたかったのにお休みで涙をのんだお店である。ほぼ1か月たって、念願の訪問となったのだった。
お店の場所はMRT麟光駅前の道を渡ったセブンイレブンの角の路地を入ってすぐ。
少し遅めだが、8時半頃到着したところ、行列なし。
Google先生の地図では40分待ったとかいう口コミもあったので、ラッキーである。
コロナの影響でテイクアウトのみというのも関係あるかもしれないが、とにかくラッキー!
お店のメンバーは、ご主人であるお爺さんが焼き餅担当、娘さんと思しきお母さんが接客担当で、外国人の方が卵焼きや豆乳担当というチーム編成。
もう髪も真っ白な高齢のご主人が、黙々と焼餅を作ってらっしゃった。炭焼で、店頭の窯から香ばしい香りが漂っている。
私が今回買ったのは、燒餅30元、燒餅夾蛋45元、鹹豆漿25元。
今はテイクアウトのみなので、路地入り口のセブンに戻り、お茶を買ってイートインコーナーで朝食をいただいた。
まずは燒餅(上の写真左下)。こちらのお店の焼餅は厚いのがデフォルト。中正紀念堂の張吳記麵餅舖の燒餅に姿はよく似ているが、中正より焦げ目が多め。
保温中のものだったので熱々だけどパリッと感は少なめ。生地のもっちり感は中正と遜色なし。塩とネギのみの味。非常に美味しい!
しかし食べていると、ところどころで、お正月に炭火やトースターで焼きすぎて焦げたお餅のような味もやってくるので、お餅みたい。これで、中正のお父さんはどんだけ丁寧に焦げを取ってたのかということに思い至り、かのお父さんへのリスペクトがまたアップした。
お次は厚焼餅にネギ入り卵焼きを挟んだ燒餅夾蛋(集合写真右下)。
フランスパンみたいな厚焼餅に卵焼きはさむって、天才よね!!
これは中正のお店にはないメニューなので、ここで頼むの大正解!! マジ美味いっす!!
最後に、豆乳店でほぼ毎回頼む鹹豆漿。
具はオキアミ(アキアミ?)、ネギ、揚げパンとシンプル。分離タイプで豆乳薄め、だしはやさしい味。揚げパンが完全に麩と化していて、サラサラした味噌汁みたい。
まあ薄いけど、普通に美味しい鹹豆漿だった。25元だもの、こんなもんでしょう。
全部完食したけど、量が多すぎたので、普通だったら焼餅ひとつと豆乳で十分だろう。
焼餅は最後のほうは冷めてたけど、冷めても美味しかった。すばらしい。
本当に美味しい厚焼餅だった。
食べ終わって、この日の時点私的「台北厚焼餅トップ3」としては、中正紀念堂の張吳記麵餅舖がやっぱり第一位。だけど、この日の和記豆漿店も、生地の味と焼き具合は張吳記と同率一位、ただし焦げ取りの丁寧さで、張吳記が僅差でやっぱり一位。
なので和記は僅差の第二位。
そして、第三位は東区の山西小小刀削麵館の三角餅かな、と思っている。
台北の豆乳店、麺餅店、まだまだ奥が深いなあ。
もしかしてまだ食べたことないお店で、もっと好みの厚焼餅や豆乳があるかも。
新たな出会いをみつけに、また食べ歩きに出かけたいと思う今日この頃である。
和記豆漿店
住所:台北市信義區和平東路三段463巷2之2號
時間:07:00~11:30、水木定休
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