台南の人が日頃よく食べる朝食に、サバヒー粥というものがある。
サバヒーというのは、東南アジアでよく食べられている大衆魚。漢字で書くと、虱目魚。漢字だけ見ると、いったい何の魚かと思うが、実際の魚を見ると、サバとかイワシっぽい外見の普通の魚である。
海水魚らしいが、淡水でもOKなようで、台湾でも、特に中南部で盛んに養殖されている。痛みやすい魚のため、朝さばいたらすぐ食べるのが一般的なのだとういう。
だから南部の人が食べている新鮮なサバヒーを食べたいと思ったら、南部に来るのが正解なのだ。
以前の台南旅行では、ホテルに朝食が付いていたりして、「台南で朝食にサバヒー粥を食べる」というミッションが後回しになってしまっていたのだが、今回は、サバヒー粥のために(?)朝食無しプランで宿を予約していた。今回こそ、「台南で朝食にサバヒー粥を食べる」を達成するのだ!
眠い目をこすり、気合で朝6時起床。友達とタクシーを飛ばして、いざ、サバヒー粥の元へ!
私たちが向かったのは、西門路一段の阿堂鹹粥。
地元の人の他に観光客も多く、私たちのような初心者でもハードルが低く入りやすい店だった。
メニューを見て、ちょっとびっくり。けっこういいお値段だ。
とりあえず、魚肚鹹粥(半身のサバヒーが入ったお粥)と、周りの人が食べていて美味しそうだった蝦仁飯(エビごはん)、油條(揚げパン)を、ひとつずつ注文。
運ばれてきたサバヒー粥(半身)。
うわ、魚の身、でかっ! うまっ!!
サバみたいな感じのサバヒーの身と、あっさりお粥、合うなあ。油條入れても、香ばしくて、美味しい。
サバヒーの身の下には、カキが隠れていて、お得な気分。
蝦仁飯も、炊き込みご飯みたいで、私たち日本人の口にとても合うと思った。
お粥の量が意外と多くて、二人でシェアしたのに、結構お腹一杯になってしまった。隣の人が食べていた焼いたサバヒーも美味しそうだったのが、トライできなくて残念。以後の課題としたい。
朝食後、腹ごなしに、近所にある西門市場を見学。
友達も古い建築が好きで、西門市場の建物に萌えてくれて、嬉しい限りだった。類友だなあ。(笑)
↓ 以前紹介した西門市場の様子
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