11月は急に寒くなったのもあって、夕食に麺類を食べる日が多かった。
11月の某平日、年休消化の一環で夕方早退をして中山エリアを歩いていたがぁこさん。
そういえば近くに行列の日本人経営のラーメン屋さんがあったなあと思い出した。いつも通りかかるときは鬼の行列だけど、平日だし意外に大丈夫なんじゃない?
と思ってやってきた「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒(辣麻味噌拉麵 鬼金棒)」。
夕方17時15分ごろに到着すると、すでにけっこうな行列。鬼金棒のつけ麺とラーメンの店舗が隣同士なのでどこに並ぶのかキョロキョロしていると、親切な人が右側の列に並ぶよう教えてくれた。
並びつつGoogle先生にメニューをおうかがいしていると、券売機は100元札と10元硬貨と50元硬貨しか受け付けないという口コミと写真を見てダッシュでコンビニにお茶を買いに行って小銭を作り戻ると、並んでる人がひとり増えていた。
17時開店で今中で食べてる人が一巡目として、17時半になっても全然誰も出てくる気配がない。これはラーメンの制作に時間がかかるのか、お客さんの食べるのがゆっくりなのかはわからないが、この様子では二巡目も無理で三巡目になるのではないかと思われた。下手したら18時半とかになるかもしれない。
私は基本、あまり行列は好きではないのだけど、並び始めてしまうと、なんとなく最後までやり切らなくてはと謎の使命感が湧いてくる人間でもあり、この時も寒空の中大人しく立ち尽くしてしまった。
で、結果としては、本当に1時間待った。
しかしなんだな、こちらのお店は店内にカウンター席が12席くらいあるだけなんだけど、席が空いても案内がないので店に入ってもいいのか、勝手に開いた席に座ってもいいのか、お客側としては判断がつかず、結果として無駄な空席がいくつも発生していた。
もしかしたら常連さん的には暗黙の了解で前が空いたら黙って店に入って座れ、みたいなのがあるのかもしれないけど、一般客には分からないし、遠慮してしまうし、ずかずか入る人の方が少ないんじゃないかしら。その点、こないだの山嵐ラーメンはスタッフの案内がスムーズでとても良かった。あそこまでじゃなくても、もうちょいやりかたがあるのでは。
まあそれはさておき、先に券売機で注文と支払い。やはり、お札は100元を使えと書いてあった。ラーメンは基本のラーメンをセレクト。
葱のトッピングプラスをしたかったがなかったので、モヤシ炒めをプラス。
席についてお店の方に食券を渡す際に、辛さと痺れレベルの指定を聞かれたが、初めてなのでどちらも普通にした。
席はひとりの幅が非常に狭く、板で仕切ってあるのでより狭く感じる。たぶん大柄な男性だと隣の人とぶつかるくらい。私でも隣の人と肩触れ合う感じだった。
カウンターは布巾で拭いてくれるがアルコール消毒とかはない感じで、お店の入口にもアルコールは無かったのでお客さんの手の消毒とかちょっと心配。自分の除菌布巾を使う。
そうそう、こちらのお店、店頭にもカウンターにもすごいいっぱいお店からお客への注意書きが書いてある。
カウンターの張り紙の下半分には、「当店は舌とお腹を満足させるラーメン屋で、おしゃべりやスマホを見るカフェではありません。この一杯に集中して味わってください。食べ終わったら速やかに席を空けてください。皆さんが早く入店して麺を食べられるようにご協力ください。食後は食器をカウンターの上に置いてください。ご協力よろしくお願いします。」とびっちり書いてあった。
さて、待つことしばし、カウンターの上から置かれたラーメンがこちら。
かなり赤い。スープを飲んでみると、味噌味なんだけど、山椒の痺れが勝ってる。全体的には美味しいと思うけど、辛さも痺れも少なめにした方が味噌スープの味がもっとちゃんとわかったのかも。
トッピングのベビーコーンは私的には、これなくてもいいかな、という感じ。
モヤシ炒めをプラスしたのはスープがモヤシ炒めに絡まって美味しくなったのでよかったと思う。
麺は極太で固め。茹で加減はバッチリ。
豚肉の角煮はほろっとして味もしみてた。
完食して、超個人的な感想としては、とても美味しいラーメンだと思う。けど、また1時間並んでも食べたいかというと、そこまでではない。並んでも10分くらいで入れるならいいけど、行列ができてたら再訪は無いかな。
あと、「痺れる系の辛い麺」というくくりだったら、「熊天山牛肉麵」のピリ辛四川風の川渝味牛肉麵とかのほうが満足度は高いかも知れない。
しかし、味というのは各個人の好みなので、わたくしの感想は私の好みを反映したものだということでご理解いただければ幸いである。
こちらのお店は熱狂的なファンも多い超人気店なので、一度は並んでみてもいいと思う。
ごちそうさまでした~!
辣麻味噌拉麵 鬼金棒(カラシビ味噌らー麺 鬼金棒)
住所:台北市中山區中山北路一段94號
時間:12:00~15:30、17:00~20:30
0コメント