10月の夜のウォーキング中に初訪問した牛肉麺店「熊天山牛肉麵」さん。
トリュフバターで香りづけするというオサレ牛肉麺の美味しさに衝撃を受けたがぁこさん。
あまりにも美味しかったので、翌週にはお店の本来の看板メニューである四川風のピリ辛牛肉麺を食べに行ったところ、これもまた絶品!
すっかりハマって大好きなお店になったのだった。
ところで、こちらのお店にはもう一つユニークなメニューがある。
それは「鮑魚炆花椒雞腿麵」。
中国語で「鮑魚」はアワビ、「雞腿」は鶏もも肉なので、直訳すると「アワビと鶏もも肉の花椒風味麺」といったところだろうか。
牛肉麺のお店なのに、鶏もも肉の麺なのが意外でおもしろい。すっごい気になる。
というわけで、11月に3回目に訪問した際に「鮑魚炆花椒雞腿麵」200元を注文してみた。麺はスタッフのお姉さんのおすすめ通り細麺をセレクト。
付け合わせは今回も冷製トマト「桂花梅漬番茄」50元。デザートの位置づけである。
今回の麺のスープは、さっぱり塩味かと思う見た目だけど、メニュー名に「花椒」とあるだけあって、けっっっこうシビれる。唐辛子は入ってないので辛いというより、シビれる。
主役の鶏もも肉もこれまた大きくて、金属の箸が滑って食べにくいけど、柔らかく煮こまれててとても美味しい。
もう一つの主役の「鮑魚」はアワビというか、大きさからトコブシではないかと思われる。
これは名前が間違えているわけではなく、台湾ではアワビもトコブシも結構ごっちゃになってることが多いから、台湾的に「鮑魚」ということで合ってると思う。
大きいアワビが「鮑魚」でトコブシが「小鮑魚」とか、分かれてないこともあるし。
日本の魚屋さんが言うには簡単な見分け方としては、貝殻を見ると、アワビは穴が噴火口のようになってるのが平均4つくらい、トコブシは平らな穴が平均8個くらいあるそうだけど、貝殻がついてないのではっきりとは分からない。もしかしたら小さいだけでアワビかも知れないし。でも柔らかくて美味しかったし、見た目何より豪華。スープにも合ってると思う。
スープにはハム(金華ハムかしら?)とか干し椎茸、干し貝柱のほぐしたのやアサリも入っていて味に深みを出している。薬味は小口ネギと玉ねぎのみじん切り、小さい白菜というのは他の麺と共通だった。
美味しかったのでスープを足そうと思って店長さんにお願いすると、とても申し訳なさそうに「すみません、鶏もも肉麺は牛肉麺とは別に作ってて、1人前ずつの小分けパックにしてあるものを温めて出してるから難しいんです」とのお答え。
それは存じ上げなかったので私も恐縮して「無理してほしくないし大丈夫です、いいです、ごめんなさい。すみませんでした」とお詫びすると、あとから店長さんが小さなお椀に少しスープを入れて持ってきてくださった。曰く、盛り付けのとき鍋に少し残ってたのを調節してくれたのこと。私がお店のサービスについて知らなかっただけなのに、逆に気を使わせて大変申し訳なかった。とはいえ、いただいたからには最後まで美味しくいただきました。
本当、このスープもとても美味しい。もうちょっとパンチが欲しいなと思ったら、カウンターに置いてある青山椒を挽いて粉にして麺や鶏肉に振りかけて食べると、これまた美味い。
大汗かきながら麺を食べ終わって、最後は冷製トマトでお口直し。シビれたしたが爽やかな甘さですっきり。マジでデザートにぴったりだわ♪
これまでトリュフバター入りの「松露清燉牛肉麵」、四川風の「川渝味牛肉麵」も、今回の「鮑魚炆花椒雞腿麵」もどれもとても美味しかった。
後食べてないスープというと、四川風のスープにトマトを入れた「川渝味番茄牛肉麵」と、恐らく辛くないであろう「紅燒牛肉麵」くらいか。どちらもいつかの機会に食べてみたいけど、私的には次にいったら最初の「松露清燉牛肉麵」がまた食べたいかな。あれはマジで衝撃的だったもの。
でもどれ食べても美味しいので、本当このお店おすすめっす!!
熊天山牛肉麵
住所:台北市大安區四維路170巷28號1樓
時間:11時30分~14時00分、17時30分~20時00分
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