2014年5月一泊三日弾丸台南旅行 ①旅の出発点・嘉義へ!!

2011年の大学入学から、2017年の修士課程卒業まで、あちこち旅をして面白い経験をしてきて、どれも旅行記を書いておきたいところなのだが、なかなか時間が足りず、どんどんストックがたまっていくのが悩みどころ。

先日台南旅行について紹介したので、続けてその後の台南旅行について書いてみたいと思う。

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2014年5月。

とある金曜日の夜、私と日本から来た友人の二人は、台北駅バスターミナル待合席にいた。

台北で深夜に出発する長距離バスに乗るのは私も初めて。少し緊張しないといえばウソになるが、とてもノリがよくて楽しい彼女が一緒だから、楽しみの方が大きかった。

台湾の長距離バスは「客運」と呼ばれている。正規料金のほかに、時間帯によってサービス価格が存在することが多く、うまくすると、半額近くになることもある。

私たちの狙いは、平日最終便の特別価格。今日の目的地嘉義駅まで、たった350元で行くことができるのだ。(2014年当時)特急電車の約半額だ。ただ、夜中の23時半台北発で、現地に到着するのが深夜02時半ごろという、強硬スケジュールになる。

でも、朝イチから時間を無駄にせずに活動できるのが、とても魅力的で、私たちは今回、往復高速バスを利用することにしていたのだった。

バスは時間通り、23時半に出発。

私たちの利用した統聯バスは通路をはさんで二列のシートも大きく、車内にいちおうトイレもあり、十分快適だった。高速に上がると消灯され、うとうとしているうちに、予想通り02時半ごろ嘉義駅に到着。

嘉義駅バスターミナルは台湾鉄道の駅裏側(後站)にあり、駅と直結していた。各バス会社カウンターに係員もいるし、定期的に警備員も巡回していて、安全に問題はなさそうだった。ここで、三時間ほど休憩して、嘉義名物鶏肉飯で朝食を楽しむべく、街に出発することにした。

朝食をとる予定の店は、駅正面側(前站)にある。そこで、まずは駅構内の連絡通路を通って、駅正面へ。連絡通路は先ほどまでいた待合室から二階に上がったところにあり、線路をまたいで駅正面へ移動するようになっていた。

日の出前の駅。

朝焼けの空と駅の組み合わせは、とても旅情あふれるいい雰囲気だった。

まだみんな寝ている時間の駅。鉄道好きの人にはたまらない景色かも。

05:32@駅近くの噴水円環。

真ん中の銅像は、野球の投手。日本統治時代の台湾で、ここ嘉義の農業高校の野球部が甲子園に出場し、準優勝した史実に由来している銅像だ。この物語は、「KANO」として映画化もされたので、ご存知の方も多いかもしれない。

ビルに隠れて見えないが、太陽が顔を出したようだ。

私たちも、もう相当お腹がすいてきた。朝ごはんの店に急ごう。


その②へつづく

台湾いとしこいし

台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。 2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。 instagram@taiwanitoshikoishi