旅の2日目にやって来た団地「果貿社区」は、もともとは戦後に大陸から渡ってきた軍人や家族が暮らす「眷村」だったところで、1980年代に今のビルが並ぶ団地が建てられたのだそうだ。
そういった背景もあり、住民の皆さんには大陸からやって来た「外省人」と呼ばれる人が多く、それゆえに中国北方系の朝食――饅頭、餃子、焼餅など、粉もの系の朝食が美味しい店があることで知られている。
中でも台湾人のブログや台湾の雑誌などでもよく話題になってて有名なのが「美紅豆漿」だ。
朝4時半とか5時からやってる豆乳屋さんで、粉もの系も豊富なお店で、台湾人ブロガーの口コミとか見てても「平日でも行列」とか、「売り切れ御免で昼前にはほとんど商品が無くなってる」とか書かれてる地元の超人気朝食店だ。
私が10時半過ぎに到着した時には、やはりというか店頭は大行列。急いで行列の最後尾と思われるところに並び、メニューを見る。
口コミでよく紹介されている看板メニューはサクサクの中華パイ「焼餅」にいり卵とからし菜の漬物「酸菜」をはさんだ「燒餅+蛋+酸菜」30元。激安である。
中華クレープの「蛋餅」も人気らしいが、口コミの一押しは多くが焼餅なので、まだあればぜひ焼餅を食べてみたい。
行列に並ぶことしばし、無事お目当ての焼餅を購入することができた。もうじき11時だからもうだめかと思ったよ、ああよかった！！
さて、実食である。この朝食が高雄2食目となる。いっただきま～す！
いり卵が溢れんばかりにつまった焼餅にかぶりつく。
おおっっ！！ うまっっ！！（喜）
まずパイのホロホロ、サクサクな食感と香ばしさがやってきて、続いて思ったよりふわっとしたいり卵、卵のうまみといっしょにその奥のピリッと辛いからし菜のしょっぱさと辛さがやってきて、口の中で混然一体となって……端的に言って、美味しい！！
漬物が結構唐辛子たっぷりで辛めなんだけど、それがいい！！ 卵と良く合う！！
酸菜はさんだ焼餅って初めて食べたけど、こんなに合うとは思わんかった。すばらしい。
そしてボリュームもすごくて、無糖の豆乳と合わせて食べ終わったらお腹一杯になっちゃった。
他所のテーブルの人が食べてた焼き餃子とか、塩味豆乳スープの鹹豆漿とか、ネギ餅とか肉まんとかも気になったけど、食べれなくて残念……くぅ……焼き芋なんか食べなきゃよかった！！
ああ、でも本当に美味しかった。超満足。
そうそう、ここの団地には他にも、「寬來順早餐店」とか、「來來早點」とか、「山東萊陽麵食館」とか、有名な朝食店がいくつもあるので、いつか機会があったら再訪して食べ比べとかしてみたい。
何軒もある餃子屋さんも気になるわあ。
ホント、いつか絶対また来たい！！ いつかまた来るぞ！！（誓）
さて、お腹もいっぱいになったがぁこさん。
続いては、団地でのもう一つの目的、素敵建築見学に出かけることにしよう♪
2018年12月1泊2日台南・高雄ひとり旅8DAY2-3につづく～
美紅豆漿
住所：高雄市左營區果峰街5號
時間：04：030～12：00、水曜定休
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