突然だが、本日から2018年6月の台湾バイク&バス旅をご紹介したいと思う。
この旅は、がぁこさんが「いつか台南でしてみたい・行ってみたい」と思って長らく妄想を膨らませてきたプランを可能な限り詰め込んでおり、ここ数年の間でも自分的にかなり面白く充実した旅だったので、備忘録を兼ねて記録しておきたい。
3年も前の旅の記録なので、現在は変わっているところも少なくないかもしれないが、これから旅する方がいらしたら、参考の一部になれば幸いである。
さて、台湾の6月というと、蓮の花の季節である。
中国語で「荷花」と書く蓮の花の名所は各地にあるが、中でも非常に有名なのが台南市北部のと嘉義県の境にある白河地区だ。
蓮の花が有名なだけでなく、蓮の実の名産地としても知られていて、毎年シーズンになると台湾国内向けの旅行ガイドや旅行雑誌などで度々紹介されるので、大学部の留学生だったころからいつか行ってみたいと思っていた。
しかし、台南の田舎の方の公共交通は市バスくらいで、しかも本数もそれほど多くないので観光の足にするには結構不便。車があればいいのだが、あいにく運転できないし、機会もなくそのままになっていた。
だが、しかし、しかし! 2017年に台湾の免許が取れることが分かって、馬祖で電動ではないバイクの旅デビューを果たしてから、結構自信がついたので、今回の台南白河の旅もバイクで回ることに決めたのだった。
「バイクなら、あそこも、あそこも、ついでにあそこもまわれるよね♪」
がぁこさんの妄想はさらに加速&拡大。詰め込みに詰め込んだ3泊4日のプランが完成、旅に出かけたのだった。
旅行初日の朝9時前。
がぁこさんは台湾鉄道新営駅そばのバイク店にいた。
朝6時台の高速鉄道で台北駅を発ち、嘉義駅から市バスに乗り換えて新営にやってきたのだ。
バイク店は8時からの営業で、スクーター型バイクの料金は1日24時間500元だった。3泊4日の旅行中前半2日間は新営を拠点にする予定にしているので2日間レンタルした。
お店のご主人に「担保として免許証を置いて行け」と言われたが、「免許不携帯で運転なんて法律違反でしょう、もし警察に見せろと言われたらどうするんですか」と反論して、かわりに健康保険証を預けることで納得してもらった。
謎だわ。台湾では普通なのか? 免許不携帯が? この店が特殊なの??
ともあれ、バイクを借りて、すぐそばの予約してあるホテルに荷物を預けて9時ごろ新営を出発。
お天気は快晴。トテトテとバイクを走らせて30~40分ほどで白河エリアに到着。
この頃はまだスマホにネット契約がついてなかったので、事前に用意したハンドサイズの台南市の地図が頼り。でも地域ごとに細切れでページが飛ぶから結構見にくくて、しかも途切れる先が何ページ目に飛ぶかとか書いてないから、道を確認するたびにわたわたするので、普通に車で行くより倍くらい時間がかかったと思われる。
地図の蓮園のマークが多そうな通りに向かってバイクを走らせていくと、沿道に期待通りの蓮の畑が多くなってきて感激!
実はこの年は、私が旅行する少し前に蓮の花のピークが来ていたらしく、思ったよりは花が少なかったのだが、それでも綺麗なところがたくさんあった。何度もバイクを停めて、蓮の花を写真に収めて大満足!
地図で見かけた小南海風景区というところも蓮の名所らしかったので行ってみたが、そちらはほぼ花が終了していた。でも吊橋や遊歩道があって、ちょっとした散策が楽しめるようになっていたので、お手洗い休憩がてらぶらぶらしてみた。
これでだいたい蓮は見終わったかと、小南海風景区を後にして台湾鉄道後壁駅に向かっていたところで、恐らくどこか曲がる角を間違えて迷子になってしまった。
地図を見てもどこにいるかよくわからないながらも、たぶんきっとこっち、とバイクで走っていたところ、期せずして蓮が綺麗に咲いている畑に遭遇。これは嬉しい誤算だった。
ここは本当に綺麗で、しばし写真を撮りまくって楽しんでいたら、畑の向こうの東屋で涼んでいたおじさんたちに手を振られた。何か言ってらしたが遠くてよく聞こえなかったけど、笑い声だったので「なにしてるのー?」とかだったのかと思う。
おじさんたち、私は迷子中でした!(汗)
迷子で困ってるのも忘れそうになるほど見事な蓮で、ここがこの日のラスト蓮となったのだった。どこだったか分からないけど、すっごくよかった!
そして、がぁこさん、引き続き絶賛迷子中。
果たして無事に後壁駅にたどり着けるのか!?
2018年6月台南バイク&バス旅3泊4日。2-DAY1-2につづく~
↓ 新営駅から白河経由、後壁駅までの正解ルート(迷子含まず)
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