MRT南港展覧館から出発して速攻で道を見失い、迷子の末、ついに新北市汐止區中興路の社后橋から汐止自転車道に入ることができたがぁこさん。
すぐ次の新社后橋を越えると、先ほどまでの市街地とは全く違う世界が広がっていた。
ゆるやかに蛇行する河と青い空。緑の草地と自転車道。
なんて静かな朝の風景。
これよ、これなのよ!
私が今日求めていた風景はっ!!
どこまでも続く、静かな河辺の風景。
小鳥のさえずりが心地よくて、非常に気持ちよくサクサク自転車を進めることができる。
この辺になると気温も上がって、汗もかいてきていたので、ウィンドブレーカーとTシャツとヒートテックを脱いでブラトップとパーカーだけにチェンジ。
河の方だけ見てると、都会の中とは思えない位、気持ちがいい。
台湾鉄道汐止駅の手前の橋では、自転車道がいったん途切れていた。
前の人について道路を渡って橋の向こうに行き、橋の脇の路地から再度自転車道に入っていく。
角を曲がると、立派な洋館が現れた。
「陳萬乞古厝」という建物で、大正15年(1926年)に建てられたものだそうだ。
洋館を建てた陳萬乞という人物は、昔このあたりで生薬の取引を行っていた地元の富豪だったとか。バロック様式の建物は、残念ながらすでに廃墟になっているが、ファサードの装飾デザインなどが精巧で美しい。
建物の中に見えた花柄タイルと法師の置物が可愛らしかった。
陳萬乞古厝の前から始まる自転車道は、藤棚のような緑のトンネルになっていて涼やか。
道なりに進んでいくと、自転車道はいったん少しだけ河から離れてから、また河沿いに戻っていく。
河沿いに入る入口には、このあたりで見ることができる水鳥を模ったオブジェ。
その中に、本物の小鳥さんが約1名混じっていた。笑
河沿いに戻って、またしばらく進んでいくと、前方に変わった形の橋が見えてきた。
これは、「星光橋」という名前の景観橋。中央のオブジェみたいなのはマイクの形なんだそうだ。
夜になるとライトアップもされて、マイクの先端が星のように輝いて綺麗らしいから、夜のサイクリングに来るといいのかも。
橋の形も真っすぐじゃなくて、ちょっと曲線になっていた。なかなか面白いつくりだ。
星光橋を過ぎると、わりとすぐに五堵駅に到着。
さあ、最初のメインイベント「五堵隧道」は、もうすぐ!(たぶん)
レッツゴー!!
2021年2月台北から基隆往復サイクリング③につづく~
陳萬乞古厝
住所:新北市汐止區禮門街の橋のわき
※建物内は立ち入り禁止
星光橋
住所:新北市汐止区郷長路一段
↓ 社后橋から五堵駅までのルート
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